写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.10.12
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
紅葉がいよいよ本州に南下してきました。ここ胆沢(いさわ)の山々も紅葉が本格化して、見事な彩りを見せています。そうした中で10月20日、「2002焼石連峰紅葉まつり」が催されます。
雄大な焼石(やけいし)連峰の紅葉をバックにして、郷土色豊かな権現舞(ごんげんまい)、神楽などが舞われます。地元では、権現舞の獅子頭(ししがらし)を権現様と呼んで親しまれています。獅子頭の目や歯には、邪念を払い悪霊を圧する力があると信じられ、家内安全、特に子供の健やかな成長に御利益(ごりやく)があるそうです。
会場となるつぶ沼園地は、山に囲まれ、石淵ダムを望む風光明媚な場所で、紅葉を撮影するには絶好の地です。この美しい紅葉をバックにして演じられる郷土芸能の様は、ほかではあまり見られない光景と言えるでしょう。
郷土芸能の披露は、11時30分からと、13時からの2回、それぞれ1時間づつ演じられます。演題は、南下幅熊野権現舞、前谷地神楽、都鳥田植踊、鹿合念仏剣舞などです。
これらの芸能は、いさわ郷土芸能夜祭事業の一環として、毎週土曜日の夜、かがり火に照らされた野外特設ステージで演じられています。10月19日は神楽(午後6時から1時間程度、場所=ひめかゆ、週によって演目が異なります) が予定されています。闇夜に舞う神楽も撮影対象としておさえておきたいところです。
祭は10時から15時で、市民のイベントが中心になりますが、子供達がポニーに跨がりつぶ沼周辺を散策する姿などは絵になるでしょう。また、ジャンボフライパンで胆沢産の豚肉を焼くイベントがあります。
ところで、紅葉を本格的に撮影するならば、雄大な焼石連峰は見逃せません。特に焼石岳登山道の中沼コース登山口から歩いて30~40分ほどにある中沼は、焼石の山並みが湖面に映る絶景の場所です。
一方、撮影対象としては、エグネ、キヅマがあります。
エグネ(左の写真)は北西の季節風から屋敷を守る一種の防風林で、特有の景色をかもしだしています。
キヅマ(右の写真)は、燃料である薪を屋敷の北側や西側に垣根のごとく巡らしたもので、胆沢町内の新里(にいさと)地区や柳田(やなぎだ)地区に多く見られます。
また胆沢平野は、日本三大散居(さんきょ)集落のひとつとして挙げられています。この散居とは、田畑の中に、住宅がポツンポツンと離れて建っている状態をいいます。ちなみに三大散居集落は、胆沢平野、砺波平野(富山県)、出雲平野(島根県)で、いずれも扇状地となっています。
[交通アクセス]
JR水沢江刺駅(東北新幹線)から車で約25分
東北縦貫自動車道 水沢インターから車で15分
[問合せ]
胆沢町役場商工観光課 0197-46-2111
胆沢商工会 0197-46-3131
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