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2002.10.19
宮崎県には、イザナギの命(みこと)が日向(ひゅうが)の阿波岐で眼を洗うと天照大神(あまてらすおおみのかみ)が生まれたとか、天の岩屋などの数多くの神話が残っています。
ここ、西都市はその神話の国、宮崎県のほぼ中央に位置し、日本最大の特別史跡「西都原古墳群」や国の史跡に指定された「都於郡(とのこおり)城跡」などがあって、建国神話ゆかりの地としても知られ、貴重な文化遺跡がみられます。西都市は、古代では日向の政治・文化の中心地でした。
その西の都で11月2~3日に秋を彩る「西都古墳まつり」があります。初日の夜、天孫ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの伝説に基づいた、神秘的で幻想的な「炎の祭典」が催されます。かがり火をバックに優雅な女人の舞、勇壮な剣の踊りは大きな感動を伝えてくれます。もちろん、撮影のクライマックスです。
2日 *神楽まつり 12時30分~16時(御陵暮前広場)
日向に残るさまざまな神楽が見られます。
*たいまつ行列 18時~19時(都萬神社から御陵暮前広場まで)
約1000人のたいまつを持っての行列が続きます。
*炎の祭典 20時~21時頃(御陵暮前広場)
棒の踊り(武人)、剣の踊り(武人)、女人の舞、皇子の舞は見逃せません。
*御陵墓一般参拝(2~3日 9時~16時)
一年に一度、男狭穂(おさほ)塚、女狭穂(めさほ)塚への一般参拝が出来ます(ご注意 御陵墓内では撮影禁止です)。
3日 *奉納行事 11時30分~16時(御陵暮前広場)
西都の文化芸能として代表的な国重要文化財の臼太鼓踊・神代神楽、中尾棒踊、平郡十五夜踊や催し物を披露。
*古代衣装展(参加者による楽しい古代衣装)
*古代レストラン、古代米(赤米・黒米)を使った古代食
*古代生活体験コーナー(当日参加も可)
*火起こし体験(古代のやり方で火起し 当日参加も可)
*古代子供ランド(当日参加も可)
*地場産展・商業祭(特産品を一堂に集め、展示即売)
こうしたイベントもほかの祭ではあまり見られない被写体になるでしょう。
ところで、一部撮影禁止もあって被写体としてはなりにくいのですが、国指定の特別史跡・古墳群は必見でしょう。
通称西都原と呼ばれる台地上を中心に前方後円墳32基・方墳1基・円墳278基で構成されている311基の古墳が分布しています。その中心部は特別史跡公園「風土記の丘」として整備されています。
特に年に一度のこに祭の日にしか見られない男狭穂塚と女狭穂塚の2基の巨大古墳がその偉容を誇っています。
また、国指定の都於郡城跡は、標高100mの台地に位置し、昔は舟が浮いているように見えたところから別名「浮舟城」と呼ばれるほど素晴らしい景観だったようですが、現在は石垣を残すのみとなっています。とはいえ、空堀やそうした石垣が名残をとどめている風景は、秋の被写体として絵になるかもしれません。
写真・資料提供:西都市役所
[交通アクセス]
宮崎市バスセンターから西都原行き、約40分
[問合せ]
西都市役所 0983-43-1111
西都市観光協会 0983-41-1557
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