写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.11.16
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
愛知県と隣接し、三重県の最北端にある多度町は、西に多度山、東に揖斐川、長良川、木曽川の三大河川を擁する山紫水明な土地柄です。この多度町で、11月23日、流鏑馬まつりが催されます。
流鏑馬は、馬に乗って走りながら鏑矢を射って板の的に当てます。この起源は、7世紀後半の頃からと、言われていますが、定かではありません。「馬に乗って鏑矢を射流す」ことから「流鏑馬」の字が当てられたものと想像されます。
また、流鏑馬は全国各地で催されていますが、弓馬術にそれぞれに流派があって、多度町は小笠原流で執り行われています。千年以上の歴史があり、天下泰平国家安穏を祈願します。
ところで、流鏑馬が催される多度大社は、北伊勢大神宮として「伊勢に詣らば多度をもかけよ。お多度詣らにゃ片詣り・・・」といわれてきた古い神社で、奈良時代には、建立されています。大社のある多度山は、標高403m、地元では絶好のハイキングコースにもなっています。
場所 多度大社前・馬場 (小雨決行)
流鏑馬祭行程表(時間のずれが多少生じる場合があります)
12時30分 社頭の儀
多度大社本神楽殿で、祭りを催行 各射手に弓矢を授与
12時50分 社頭の儀終了後、宮司, 総奉行挨拶
13時00分 流鏑馬祭奉仕者列次を整える
境内から馬場まで行列で進行
古代絵巻さながらの衣装を身に着けた子供(40名)の行列
馬場入の儀 号鼓(太鼓の合図)
13時10分 馬場元列立の後、流鏑馬執行の下知
13時15分 流鏑馬行事開始 合図扇
(騎手3騎・狭物射手12騎)
14時15分 流鏑馬行事終了予定
14時20分 流鏑馬奉仕者退下 行事終了。号鼓
基本的にはどこを撮影しても自由ですが、危険が伴う走路・馬場内では禁止、矢が飛んでくる方向には立ち入らないようご注意ください。
多度町は史蹟や国指定の有形工芸品、金銅五鈷鈴、銅鏡などが多数ありますが、景色を撮影するのであれば、多度峡がお奨めです。気温によっては、紅葉が楽しめます。多度大社のみそぎ場になっているみそぎ滝(高さ25メートル)やみどりヶ池も撮りたいところです。
また、多度山からの眺望も素晴らしく、悠々と流れる木曽・揖斐川、豊かな濃尾平野、遠くアルプスや木曽の山々が一望できます。
さらに家族連れならば、町内にみかん狩り、柿狩り、いも掘り園などもありますので、体験姿の記念写真を撮ってあげたいですね。
写真・資料提供:多度町役場、多度大社
[交通アクセス]
近鉄養老線桑名駅→15分→多度駅
[問合せ]
多度町観光協会 0594-48-2702
多度流鏑馬保存会 0594-48-2037
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