写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2002.11.30
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
いよいよスキーシーズンの到来です。大回転、ジャンプなどのアルペン競技も始まります。毎年、12月初旬、国内の幕開けとして開催されるのが、北海道網走郡津別町の全日本スキー連盟公認つべつカッブ大回転競技会、国際スキー連盟(FIS)公認つべつカップ回転競技大会です。今年は、大回転が7~8日、回転が11日に開催され、国内外のトップクラスの選手が競い合います。
大回転では標高945mから標高差250m、全長1000mを超えるロングコースを一気に駆け抜けます。まさに百分の1 秒が明暗を分ける競技です。また、最大傾斜路角度30°の急斜面を恐れることなく、針葉樹の中、旗門を縫うようにして、駆け降る雄姿は、被写体として見逃すことはできないでしょう。
この大会の撮影場所は、当然、コース外のレースに支障のない所になります。当日、係員より指示があります。カメラマンが多く集まるのは、スタート地点とゴール付近になります。
両大会とも、午前8時30分頃から午後2~3時ぐらい終了となります。天候に左右されます。
この大会会場のスタート地点は、山頂付近にあって、屈斜路湖が望められます。お客さんの中には「大回転を撮りに来たけれど、こちらの景色で傑作ができた」の声も聞かれるほど、素晴らしい眺望です。
また、12月はまだ少ないのですが、運がよければ、樹氷も撮影できます。朝日に照らされた樹氷の間から屈斜路湖を撮影できれば、最高だそうです。さらに屈斜路湖だけでなく、雪がかぶった山々も撮影対象です。
頂上へはスキーで行くことができますが、大会コースを外して迂回することになり、上級者でなければ、無理とのことです。10分程度で、簡単に頂上へ行かれるゴンドラがお勧めです。
ところで、12月の中旬になりますと、最低気温が氷点下20℃前後にもなり、最高気温も0℃を超えることはほとんどない地域だけに、わが身の防寒だけでなく、カメラの対策も必要です。
寒冷地では電池の消耗が激しく、予備の電池は必携です。マイナス5℃以下の寒冷では、カメラを長時間さらしていると、作動しなくなる可能性もありますので、ご注意ください。撮影では、白い雪を白く撮る研究も事前にお忘れなく(当ホームページ 写真教室の季節編を参考にしてください)。
写真・資料協力:津別町役場
[交通アクセス]
JR札幌~北見(バスともに)約5時間
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津別町役場商工観光係 01527-6-2151
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