写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2003.01.04
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
「おばなれ」とは、高知県佐川(さかわ)町の恵美須神社に伝わる「神様に奉納するための行列」だそうです。そのおばなれが行われるのが、1月10日の「えびす祭り」で、毎年三百人余りのが商店街を練り歩き、商売繁盛、町内安全の祈願を行います。
午前中、恵美須神社において神事を行ったあと、江戸時代の装束を再現したおばなれか始まります。
法螺貝を先頭に太鼓・金ペイ・年男・鉄砲・弓・箱・槍・毛槍・鉾の御神行に、保育園児による子供御輿、神官、仮装行列、酒造会社による樽御輿・後神酒、花車と続きます。中でも人気が高いのは、町内から選ばれた若い娘さんが笑顔で「福」をふりまく花車で、シャッター音が鳴り続きます。
午前中 恵美須神社で神事
午前12時30分 行列スタート 柳瀬~富士見町~~中本町~松崎~東元町~奥の土居「恵美須神社」着
午後2時45分 余興(仮装行列審査・小学校鼓笛隊演奏など) 商工会前広場
午後3時30分 福餅投げなど
このほか、フリーマーケット・バザーもあります。
現在のおなばれは、昭和49年の佐川バイパス開通を記念して再開したものですが、江戸時代に地元の藩の家老の業績をたたえて、行われたこともあると伝えられています。
ところで、この佐川町は、高知市の西方27km、緑豊かな山々に囲まれた、田園風景の広がるのどかな盆地の町ですが、地元の人達は伝統と文化遺産を大切にする心意気が強く、納涼を兼ねて行われる夜祭り文殊大祭、瑞応の盆踊り、11月の太刀踊り、花取り踊りなど伝統行事が残されています。
また、歴史ある建造物も多く、土佐三大名園のうち、二つの庭園、青源寺庭園(上写真)、乗台寺庭園(下写真)があります。青源寺庭園は禅的風格をそなえた日本式庭園。裏山を借景とした地泉回遊式の寺院築山泉水庭の乗台寺庭園、ともに県指定文化財で、JR佐川駅から徒歩の範囲です。
四季折々に見せてくれる美しい日本式庭園は、絶好の被写体になるでしょう。 さらに、歴史を感じさせる古い商家のたたずまいも現存しているほか、高知で現存する唯一の木造西洋建築の民具館(旧青山文庫)もあります。地質に興味がある方には、珍しい化石のコレクションが展示されている佐川地質館を見学されてはいかがでしょう。
[交通アクセス]
JR土讃線 高知駅→特急で約25分→佐川駅
[問合せ]
佐川町役場 産業振興課 0889-22-7708
佐川町商工 0889-22-0053
写真・資料提供:佐川町役場、佐川町商工会
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