写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2003.01.25
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
幡豆(はず)町は、愛知県の渥美半島と知多半島にいだかれたほぼ中央に位置し、風光明媚な町です。普段は静かな町ですが、寒さがもっとも厳しい、毎年2月の第2日曜日(今年は2月9日)は一変して、荒々しい「鳥羽の火祭り」があります。
幡豆町の西部、三河鳥羽の神明社で、天下の奇祭として伝えられています。起源は、由緒緑が焼失しているため不詳ですが、約1200年も前から行われているとのことです。祭の荒々しさは、言葉でいいあらわせない程で、とにかく、炎と興奮の渦が巻き、以前は、喧嘩祭ともいわれていたこともあります。他の祭では見られない興奮した被写体に出会うことでしょう。
まず、火祭りに使用する「すずみ」と呼ばれる超特大の松明(たいまつ)や、わらじなどが町内総出で作られます。祭への期待と興奮の度合いが、すでに準備段階でも高められるそうです。
祭そのものは、鳥羽地区を福地と乾地に(西と東)分け豊凶をうらないます。
午後2時頃 神明社に集まり、海へ向かいます。
午後3時頃 海で奉仕者と呼ばれる70~80人の男たちが、晒のふんどしひとつで身を清めます。
午後4時頃 海からのぼり旗を立てて裸のまま「それっそれっワッショイ」と、神明社へ向かいます。
午後7時30分頃 再度、神明社に集まってきますと、火打ち石で5mもある2本の「すずみ」に火が点けられます。その「すずみ」の中には、神木と12本の縄が納められています。この頃になりますと、法被姿の男たちは頭から水をかけられます。
午後8時頃 クライマックスを迎えます。男たちが神木と縄を求めて、燃え盛る炎に何度となく飛び込みます。
午後8時30分過ぎ 神木を供えて祭は終了します。
撮影は基本的には自由ですが、火柱に近づき過ぎると、いろいろと危険を伴いますので、警備員などの指示に従ってください。
ところで幡豆町は、三河湾国定公園の中心にあって景観もよく、特に三ヶ根山山頂からは、海には島が点在し、山々の眺望も素晴らしく、朝夕の太陽もきれいに撮れます。また、子供の国もあって、ファミリーで行ける観光地です。 ちょっと、季節は外れますが、三ヶ根山スカイラインは、6~7月には7万株ものアジサイが咲き乱れます。
[交通アクセス]
JR東海道本線 蒲郡駅で名鉄蒲郡線に乗換え、三河鳥羽駅下車
[問合せ]
幡豆町観光協会 0563-63-0126
資料・写真提供:幡豆町役場企画課
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