写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2003.04.05
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
寒い冬から開放された4月、各地で華やかな祭が繰り広げられています。秩父連峰に抱かれた小鹿野町で、4月12・13日、2台の笠鉾、2台の屋台が町を練り歩きます。その先導は、あでやかな衣装をまとった「金棒(かなぼう)つき」と呼ばれる若い乙女達です。
曳き綱の中で、声を張り上げ若衆の音頭をとる祭の花形「拍子木(ひょうしぎ)」、笠鉾、屋台の上には、若衆を鼓舞させる「反木(そりぎ)・上乗り(うわのり)」がいます。これらの人達は、役人(やくびと)と呼ばれ、祭を一段と盛りあげる役を担います。役人に合わせて、お囃子(はやし)の勇壮な太鼓の音が響きわたり、祭り一色に染まります。この春まつりは、町の鎮守で厄除けで有名な小鹿(おしか)神社の例大祭です。
12日
10:00 宮入り
13:00 笠鉾・屋台町内の曳き回し
18:00 伝統の小鹿野歌舞伎を上演
13日
09:00 笠鉾・屋台町内の曳き回し
10:00 小鹿神社例大祭
11:00 笠鉾・屋台の曳き揃え
13:00 笠鉾・屋台が出発
14:00 神幸祭(御輿渡御)
19:00 笠鉾・屋台の曳き揃え
20:00 煙火奉納
*神楽奉納は小鹿神社で終日(09:00~17:00)演じられます。
一方、被写体として見逃せないのが屋台歌舞伎奉演(小鹿野歌舞伎)です。およそ200年の歴史を持ち、常設の掛け舞台での上演が主体ですが、屋台に芸座・花道を張り出して演じる「屋台歌舞伎」が見ものです。
祭り一色の市街地で、街道が見物席となる伝統の屋台芝居です。子ども歌舞伎もやんやの喝采を浴び、人気があります。
12日 17:00~21:00 頃 小鹿野子ども歌舞伎(上町屋台)、上町若衆歌舞伎(上町屋台)
13日 市街地で歌舞伎イベントを予定。
この祭の時期、近年は桜の最盛期が過ぎている場合が多いとのことで、あまり期待はできません。
撮影したい場所としては「四季の道 おがの」がお勧めです。町の北側、山の中腹にあって、全長3kmのなだらかな道で、子供連れでも気軽に自然を満喫しながら歩けるハイキングコースです。四季折々の花々が楽しめます。桜も市街地より若干、咲きが遅く桜吹雪が撮れる可能性もあります。
また、一見の価値があるのは、観音院でしょう。本堂を囲む巨大な岩窟「鷲の岩屋」の頂点から落差30メートルの「聖浄の滝」が流れ落ちています。弘法大師が爪で彫ったといわれる「十万八千仏(鷲窟磨崖仏)」のほか、多数の石仏群があります。
[交通アクセス]
西武池袋駅→特急で約80分→西武秩父駅→バス→小鹿野町役場前下車
[問合せ]
小鹿野町観光協会 0494-75-1221
写真・資料提供:小鹿野町役場
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