写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2003.05.24
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
山々の新緑が目にしみる爽やかな季節です。高原の春は、清々しさがいっぱいです。ここ清里高原は、雄大な景色と繊細なやさしさが同居しており、多くの人達を魅了してきました。6月7~15日の9日間、清里高原つつじ祭りが催され、美し森を中心に、ピンクのレンゲツツジが咲き乱れます。
併設で、6月8~9日に第2回アザレアツーリング(清里~軽井沢まで100kmサイクリング)、14日に第1回里山サイクリング(清里高原を中心とした30kmコース)もあります。
群落する花を撮る場合、光線の具合を考えるのは当然として、形のよい、気に入った花を選ぶのも、ひとつのポイントです。
花の撮り方を、大まかに分けますと、
1)花を一部の景色として捉える。
2)花を主体にして周囲を説明するように撮る。
3)クローズアップで花のみを撮る。
この3点に集約されるでしょう。
ここ清里では、つつじの花を景色の一部として、数カットは抑えておきたいところです。祭りの期間中、夕刻から22時まで、つつじがライトアップされます。
また、この時期ですと、クリンソウ(サクラソ科)、ホタルブクロ(キキョウ科)、キリンソウ(ベンケイソウ科)が撮り頃になるでしょう。
この清里近辺は、八ヶ岳の南麓にあって、渓谷や滝、森など自然が残され、四季折々に野生の花が咲き、リスやキツネ、カモシカなどに遭遇することもあるといわれています。
八ヶ岳高原ラインには、川俣川渓谷にかかる大きな橋、真っ赤な橋げたの東沢大橋があります。壮観な景色です。
つつじ祭りの主催地、美し森は小高い丘になっていて、木の階段で、ゆっくりと景色を撮りながら、頂上へ向かうことができます。頂上の展望台からの眺めは、奥秩父、甲府盆地、そして富士山、八ヶ岳が眺められます。
川俣渓谷は清里駅の西を流れる川俣川沿いの渓谷で、水辺にいる野鳥の撮影に適しています。また、いろいろな植物が豊富に繁茂しています。
川俣川に沿ってあるいくつかの滝の中で、もっとも美しいと言われるているのが吐竜の滝。小さい滝が何段にもなって落ちる姿に魅せられる人も多い。
記念写真を撮るならば、JR線の中では日本一の高さ誇る小海線、清里から野辺山間の国道141号線の踏切付近が標高は1375m 。「標高日本一」の木製記念碑があります。
このほか、45mの高さを誇る巨大なパラボラアンテナ、84基のヘリオグラフアンテナなどがズラリと並んでいる国立天文台野辺山宇宙電波観測所。また、美術館なども多くありますが、国内外の写真家の作品を収蔵展示する写真専門の美術館・清里フォト・ アートミュージアムがります。つづじ祭りの頃は「細江英公の写真1950~2000」の企画展が開催されています。
[交通アクセス]
JR中央線新宿駅(特急2時間)→小淵沢(小海線30分)→清里
清里駅前→ピクニックバス→美し森
[問合せ]
高根町役場産業観光課 0551-47-3111
清里観光振興会(サイクリング) 0551-48-5757
写真・資料提供:清里観光協会・高根役場
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