写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2003.07.12
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
ここ珠洲市は、日本海に突出した能登半島突端に位置し、早くから海洋の要所として栄えた場所です。7月20~21日に、春日神社の祭礼で、能登五大祭の一つといわれている燈籠(とろ)山祭があります。その昔、神社に祀られている神々に、夕涼みに町へのお出ましを願ったのが始まりだそうで、「お涼み祭」とも呼ばれています。
燈籠山とは、山車の一種で、高さ16メートルにも及ぶ大きな行灯(あんどん)です。以前は各町にあったそうですが、大正の始めに電柱が建てられ、曳いて歩くことができず、姿を消してしいました。そ後、昭和58年に、一台が復活しています。また現在は、この燈籠山のベース部分に当たる、曳き山だけの山車を出して、各町が参加します。
この燈籠山と、各町から総漆塗りの8台の曳き山が、夜間に練り歩く景色は、幻想的でもあり、絶好の被写体になるでしょう。無論、昼間も太鼓、鐘、笛で囃されながら練り歩きますが、やはり行灯は夜間が似合います。
八つの町から出された曳き山は、20日の夜、神社の前に集合して、飯田町を中心に曳き回されます。日が暮れる頃、吾妻橋にずらりと並びます。燈籠山を中央にして、左右4基づつが並んだ図は壮観で、息を呑む景色が描きだされます。
午後8時には、打ち上げ花火が始まります。この撮影では、川の下流で打ち上げられますので、上流側から燈籠山や曳き山を前景にして、バックに花火の写真が撮れます。 翌21日、午後2 時から深夜まで、すべての曳き山が揃って、飯田の町を引き回します。
ところで、この曳き山も、キリコ(行燈の山車)と呼ばれる一種で、能登一帯の祭では、よく見かけます。行灯は共通していますが、地域によって、優雅に練り歩いたり、揺さぶりながらが練るなど、歩き方や笛太鼓のテンポも異なります。また、8月に多く催されています。
鉢ヶ崎海岸
海の透明度が高く、白い砂と青い松ががよく似合う海岸です。
見付海岸
能登のシンボルである見附島が目の前にあって、対岸の富山方面が眺められます。弘法大師が能登に訪れたとき、最初にこの島が目に付いたことから「見附」の名が由来しているそうです。
木の浦海岸
見付とは反対の半島の西側になります。能登を代表する海岸で、夕日が美しい所です。
[交通アクセス]
JR金沢駅→七尾線・のと鉄道→珠洲駅 約3 時間
燈籠山まつりは、飯田駅下車
[問合せ]
珠洲市役所 商工観光課 0768-82-2222
写真・資料提供:珠洲市役所 珠洲情報通信研究会
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