写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2003.08.23
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
ここ因島市は、近年には造船、過去においては室町時代から戦国時代にかけて活躍した村上水軍の拠点でもあり、船にかかわりの深い土地柄です。市章も船のスクリューを図案化したものを使用しています。
この水軍の故郷にふさわしい行事が「因島水軍まつり」です。8月の一カ月間を「水軍まつり月間=水軍の葉月」として、そのメインイベントが8月30~31日に催され、市民が総出で盛り上げるます。まつりのメインは、30日「火のまつり」、31日「海のまつり」に分けられます。
初日の「火のまつり」は夕刻、太鼓などの郷土芸能競演からスタートし、村上水軍跳楽舞(ちょうらくまい)はコンテストになっており、チームごとに競いあいます。
この跳楽舞は、水軍が勝利し、島に帰るときに「トントコ トントコ トントントン」と凱旋の太鼓を打ち鳴らし、これに応えて島の人達は、なべ、かま、器などを手にして「トントントン」と鳴らして、無事と勝利を祝い、飛んで、はねて、踊りながら迎えたのがベースになっています。多くの市民がリズミカルな踊りを楽しみます。
クライマックスは、水軍松明(たいまつ)武者登場が登場し、一帯を明るく照らし、大筒から、号砲一発、花火が打ち上げられます。
二日目の「海のまつり」は、一般の部・レディースの部・小中学生の部に分けて水軍小早(こはや)レースが行われます。この「小早」とは、小型で軽快な動きができ、村上水軍が多用した船です。コンテストでは、漕ぎ手の水夫14人と、舵取りの船頭、太鼓の16人が乗り込み、約1.3kmのコースで、賑やかに勝敗を競います。
会場は両日ともアメニティ公園(大浜町)
17:00 太鼓(郷土芸能)くらべ
18:30 村上水軍跳楽舞はねくらべ
19:30 水軍松明武者登場、水軍まつり大松明登場
20:30 大筒(打ち上げ花火)開始
特別ゲスト演奏 サファイコ&因島村上水軍陣太鼓競演
08:30~16:00 水軍小早レース
ところで因島市は、ひとつの島がそのままひとつの市を形成している一島一市の全国的にも珍しい都市です。また、瀬戸内海のほぼ中央にあって、風光明媚な多島美の景色が楽しめます。
海の青と灯台の白のコントラスト、水軍城石垣の構築美、白滝山頂から 360°大パノラマの多島美、瀬戸内海の島々が黄金の海に浮かぶ夕暮れ時など、絶妙な風景の広がりには、レンスを向けずにはいられない被写体ばかりです。
なお、外浦町の秀策の生誕地にある「本因坊秀策の碑」は、詣でると「半目強くなる」のいわれがあって、囲碁は、国技ならぬ市技として制定されています。
[交通アクセス]
JR山陽新幹線 新尾道駅から因島土生港行きバス
島巡りは車が断然有利
[問合せ]
因島市役所 08452-2-1311
写真資料提供:因島市役所・因島商工会議所
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