写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2003.09.20
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
日の出町は、都心から西へ約50km、秩父多摩国立公園の表玄関になります。東西に細長い地形で、総面積の70%余りが山林の豊かな自然に囲まれた町です。毎年、9月末の土日曜日(今年は9月27~28日)に、鳳凰の舞(ほうおうのまい)を中心とした春日神社の祭礼が行われます。
祭では神輿渡御、山車巡行もありますが、これらのお囃子は、重松流祭り囃子と呼ばれ、福生市、秋川市、日の出町など西東京近辺に分布した流派です。また、一部に神田囃子も伝承されています。
鳳凰の舞は、京都から公家が落ちのびて村人に伝えられたとも、徳川三代将軍家光の頃、武田家の旧臣が上方から持ってきて伝承されたともいわれています。京都より伝わった雨乞い踊りに、祇園囃子と風流踊りが結びつき、それに江戸で起きた歌舞伎の太刀踊りが加わったとされてます。いずれにしても上方と江戸の要素を併せ持つ、貴重な民族芸能です。
奴の舞は、小学校4~6年生の男児が舞います。赤い襦袢に短い単衣、赤い襷をかけ、頬には紅、鼻筋に白粉を塗って、祇園囃子のリズムに乗って舞います。
鳳凰の舞は、中学生(青年)が舞います。単衣にタッツケバカマをはき、鳳凰を被ったり、赤い頭巾を付けたりして、囃しに合わせて「そうりゃ、持ってこい」と、声をかけながら大太鼓を中心に勇壮活発に舞います。
神輿渡御 17:00~21:00 神社出御 17:00→町内巡行→神社入御中 21:00
山車巡業 18:00~21:00 平井宿通りを適宜往復
鳳凰の舞演舞 17:00~21:00 三吉野会館 17:00→市内各所で演舞→三吉野会館 21:00
神輿渡御 11:00~19:00 神社出御 11:00→町内巡行→神社入御中 19:00
山車巡業 18:00~21:00 平井宿通りを適宜往復
鳳凰の舞演舞 11:00~18:00 三吉野会館 11:00→市内各所で演舞→神社奉納 18:00
見どころは、本祭の「11:00 神輿渡御、11:30 鳳凰の舞」「18:00 鳳凰の舞、18:30 神輿入御」で、いずれも春日神社になります。背景もよく、撮影するには絶好の場所です。
この祭りが終了すると、いよいよ秋の到来です。
[交通アクセス]
JR武蔵五日市駅から下平井経由福生行きで約20分、中宿バス停下車、徒歩5分
JR青梅線・福生駅からバス
[問合せ]
日出町役場経済課商工観光係 042-597-0511
写真・資料提供:日出町役場経済課商工観光係
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