写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2003.10.18
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
全国にはいろいろな荒い祭りがありますが、ここ伊万里市の「トンテントン祭り」は、神輿(みとし)と団車(だんじり)が激しくぶつかり合い、果てに、川に投げ込み合う荒っぽさです。毎年、秋たけなわの10月22~24日の3日間、催おされますが、同時に「いまり秋祭り」も併催され、勇壮な行事と賑やかで華やかな踊りが入り交じります。
22日:20:00と20:30市街地と伊万里駅前で2度のぶつかり合の合戦
23日:
14:50 伊万里子ども太鼓
15:50~18:40 わっしょいパレード
15:00 合戦(市内各所で5回あり)
24日:
12:50 伊万里太鼓
13:00 合戦(市内各所で5回あり)
14:00 いまり総踊り
15:30 神事など
18:30 豪快な川落とし
トンテントン祭りは、伊萬里神社の御神幸祭で、伊万里供日(くんち)とも呼ばれています。この3日間、街は花笠などで祭り一色になり、勇壮な合戦絵巻が市街地のあちこちで繰り広げられます。
おごそかに巡行する白神輿と赤神輿の後には、揃いの法被(はっぴ)にねじり鉢巻姿の若者たちに担ぎ出された荒神輿(あらみこし)と団車(だんじり)が、トンテントンの太鼓を合図に、双方激突し組み合う壮烈な喧嘩祭りです。
最高潮に達するクライマックスは、最終日の夕刻、最後の決戦である「川落とし」です。荒神輿と団車が、組み合ったまま伊万里川になだれ落ちる豪壮な様相は、見逃せません。川に落とした後、競争して引き上げます。荒神輿が勝てば豊作、団車が勝つと大漁になるとのいい伝えもあります。
また、いまり秋祭りは、23日が子供たちが中心になって、太鼓や神輿などのパレードがあります。伊万里総踊りは、各企業や団体が競うように踊りを披露してくれます。
撮影は、昼間はともかくとして、夜間に行われる合戦や川落としは、高感度フィルムやストロボが不可欠です。
ところで、伊万里と言えば、鍋島藩の御用窯として受け継がれた「伊万里焼」が有名です。卓越した技術で創造された伊万里焼は、繊細なタッチと上品さがあることで、人気の高い陶器です。江戸時代までは一般に市販されず、将軍家、諸大名の献上品、贈答品としてしか流通していませんでした。非常に珍重された陶器です。また、窯元のある大川内山地域は、独特な町並みをしていますので、カメラに納めておきたい景色です。
[交通アクセス]
博多駅から有田駅まで 特急で1 時間50分
有田駅(松浦鉄道)→伊万里駅25分
[問合せ]
伊万里市役所商工観光課 0955-23-2111
写真・資料提供:伊万里市役所商工観光課
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