写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2003.11.01
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
谷汲(たにぐみ)村は、平野部から山間部にかかる地域にあって、春は桜、秋は紅葉の名所となる自然豊かな農村です。また、その一方で、西国33番目(1番目が熊野那智大社)の華厳寺を擁しており、満願霊場の門前町をなしています。ちなみに来年は、地元で全国門前町サミットが開かれる予定です。
こののどかな山村も第15回もみじまつりが11月9日(主催:谷汲村観光協会、村営上駐車場)、16日(同:上神原地区、横蔵寺)に催され、賑わいを見せます。この頃の紅葉の状況は、天候に左右されますが、地元の人によりますと「9日は若干、まだ早いかも知れない」としていました。
祭りの見ものとしては、9日の谷汲踊(本来は春を告げる踊り)があります。谷汲踊は、鎌倉時代より揖斐川上流の各地に伝わっている雨乞い、豊年祈願などの太鼓踊りのひとつと言われ、また、踊りが勇壮であることから、一説には源平合戦の戦勝を祝う踊りとも言われています。地域によって異なりますが、谷汲踊りは、武者踊りが800年間も伝わったものとされています。
踊りは、揃いの衣装で、長さ4 メートルの竹で鳳凰の羽根を形取った「しない」を背負い、胸には直径70センチほどの大太鼓をかかえた12人1組で行います。また演奏楽器は、鉦鼓4人、ほら貝2人、横笛2人、拍子木2人。唄・お囃子6人が一緒になって踊ります。
勇壮華麗な舞は、全国各地の祝賀会やイベント、博覧会などから招待されており、フランスやアメリカなど海外でも公演したこともあります。祭りでの上演は、午前11時、午後1時30分、午後3時の三回あります。
また、村営上駐車場の会場では、桔梗太鼓、大茶会が予定されているほか、農産物の直売、バザーなどもあります。
16日は、よさこいソーラン踊り、大正琴演奏などがあります。会場となる両界山横蔵寺(下:写真)は、四季折々が楽しめる木々が多くあって、秋には参道の階段上の紅葉が美しい。古風な寺の建造物のそばにイチョウがあって紅葉とともに、11月24日までライトアップされます。このお寺は別名「美濃の正倉院」ともいわれ、薬師如来像をはじめとし22体もの国の重要文化財があります。
谷汲山華厳寺
ここも春の桜、秋の紅葉と四季折々、表情が豊かなお寺です。1200年の歴史をもち、数多くの重要な文化財があります。西国33番満願霊場として知られています。
東海自然歩道
華厳寺、横蔵寺を含めた東海自然歩道です。 階段が多くありますが、紅葉を探索するコースとしては、うってつけです。
[交通アクセス]
大垣駅→樽見鉄道→谷汲口駅→バス→谷汲山行き
名鉄黒野駅→バス→谷汲行き
紅葉・村内見学には自動車が圧倒的に便利。
[問合せ]
谷汲村産業振興課 0585-55-2111
写真・資料提供:谷汲村役場産業振興課
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