写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
2004.01.31
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
土佐三大祭りの一つ秋葉まつりは、四国山脈南面の麓にある仁淀村で、毎年2月11日に行われます。この頃が一番寒く、この祭りを境に暖かい日が増えてくるともいわれています。地元の人達は、この日を待ちに待っています。
午前9時、ホラ貝が鳴り響き祭りの始まりです。岩屋神社をスタートして3km先の秋葉神社まで、♪トントンチキチ♪トンチキチ♪のリズムに乗って、勇ましく、楽しく、賑やかに進みます。この行列には、道具持ち、鼻高と呼ばれる権力者、祭りを一段と盛り上げる沢渡組の鳥毛ひねり(羽の付いた長い棒を高く放り投げ、それを受け取る人もいます)、勇壮果敢な御輿、愉快でひょうきんな油売り、お神楽を叩く鳴り物組、太刀踊り、かわいらしい巫女、といったあらゆる人達が、昔の衣装で進みます。祭りに参加する人達のバックも田園風景ですから、どこでも、誰でもが絶好の被写体になります。
01. 朝9時より岩屋神社に各組が練り込みます。ここを皮切りに祭りが始まります。次は市川家に向かいます。
02. 9時30分頃、市川家に到着します。その年の順番に従い鳥毛、練り、太刀踊り。
03. 市川家出発前に朝のお神楽があります。この時に御祭神を御輿に移します。
04. 10時30分頃、市川家を出発した行列は大石家前へ向かいます。
05. 11時頃大石家前に到着した行列は各組、鳥毛、練りを行います。
06. この大石家前の狭い道中は鳥毛ひねりが困難で遠く高く投げ華麗に受け取るには度胸と技量が必要です。各組の見せ場のひとつ。
07. 11時30分頃、法泉寺に着きます。ここで各組踊り終わると小休止をとります。
08. 屈強な御輿はいつでも威勢よく果敢に担ぎます。小休止した一行は1時頃出発します。
09. 1時30分頃、旧庄屋、中越家に着きます。ここはしだれ桜もある由緒ある場所。
10. 2時頃、通称 中越家の横道で鳥毛ひねりがあります。ここも狭い道中の為、鳥毛の扱いが難しく鳥毛ひねりの見せ場です。
11. いよいよ行列は秋葉神社に向かいます。
12. 3時頃、秋葉神社に練り込みます。御輿、鳥毛ひねり、練り、太刀踊りの後、お神楽で御神体を神社に奉納します。参加者全員でお堂廻りをして全ての行程が終了します。
ところで、主催者からの見物客やカメラマンへのお願いとして「決して鳥毛を信用してはいけません。ケガをしたくなかったら、受け手の後方で見物しないことです。悪魔や地区の人の指示に従って安全な場所で見物してください」とのことです。
また、道中の中塚家のしだれ桜は、樹齢約200年、樹高約10m、枝張りの直径約14m の見事な桜です。春に是非、訪れたい被写体です。さらに奇岩、巨石、滝のある清流岩屋川渓谷、棚田(たなだ)なども撮りたい。
[交通アクセス]
バスの便も少なく、車が圧倒的に有利です。
高知市より33号線を愛媛県に向けて約1時間15分ほどで国道439号へ
[問合せ]
仁淀村役場 0889-32-1111
写真・資料提供:仁淀村役場
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。