写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2004.07.03
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
臼杵(うすき)市の地名の由来は、稲田にある古墳からきているそうです。この古墳の入口に立っている石人(石で作られた武人の像)が、「臼(うす)」と「杵(きね)」の形に似ており、昔から地元では「うすきね様」と呼ばれ親しまれてきたことから「臼杵」の地名が起こったと言われています。
戦国時代、キリシタン大名・大友宗麟が、永禄5年(1562年)、丹生島城(臼杵城)を築き、ここから城下町「臼杵」の歴史が始まり、宗麟時代の臼杵は、明やポルトガルの商人が行き交う国際的な商業都市として栄えたそうです。現在の臼杵の町並みの大部分は、江戸時代の稲葉氏によって形成され、当時の城を中心に、商家が建ち並び、その外側を武家屋敷や寺院が取り囲むように町が整えられていきました。曲がりくねった迷路のような町並みは今ものこされています。
その城下町で7月11日(日)~17日(土)、大分県の三大祇園祭りに挙げられる、臼杵祇園祭りが催されます。地元では祇園様と呼ばれ親しまれている八坂神社の夏祭りです。みこしのいきのよいかけ声や山車の勢いより走り廻ります。歴史情緒あふれる場所を渡御、還御は山車を中心とした総勢2000名の大名行列が練り歩きます。藩政時代の祇園宮にちなんで「祇園様」と呼ばれる臼杵祇園祭り。元禄10年(1697)に初めて、楽車(だんじりやま)に囃子方(はやしかた)を乗せて賑やかに繰り出しました。
初日は、「渡御(おわたり)」と呼ばれ、みこしや山車を中心とした行列が海添の「御旅所」まで出かけ、最終日の「還御(おかえり)」では、逆に海添から八坂神社まで引き返します。祭り当日は、通りにたくさんの出店が並び、終始人びとの熱気に包まれます。
行列はまず毛槍、吹流し100本が先頭を行き、毛槍は関ヶ原の合戦で旧領八幡城を攻め奪還したときの戦利品です。山車は「踊り山」と呼ばれ大阪岸和田のダンジリよりも2周り大きく、勝るとも劣らない大迫力です。14人の若集の太鼓、鐘のはやしが勇ましい。
7月09日(金) 16:00 ~22:00 辻周辺 臼杵祇園祭り曳き出し
7月11日(日) 12:00 ~15:00 八坂神社~お旅所 臼杵祇園祭り 渡御(おわたり)
7月17日(土) 14:00 ~22:00 お旅所~八坂神社 臼杵祇園祭り 還御(おかえり)
7月09日 曳き出し
花火の合図とともに山車の交差(午後08時30分と40分)
7月11日 渡御(おわたり)
時間:午後00時20分~午後3時
場所:八坂神社(唐人町)~お旅所(海添)
山車を中心とした総勢2000名の大名行列やお槍振りなど歴史情緒あふれる場所が多数
1)子供みこし 午後00時20分
2)港山笠
3)神事 午後00時30分
4)山車
7月19日 還御(おかえり)
時間:午後2 時20分~午後5 時
場所:お旅所(海添)~八坂神社(唐人町)
1)子供みこし 午後02時20分
2)港山笠
3)神事 午後02時30分
4)山車
山車の交差(午後08時30分と40分)
お旅所行事
7月13日~18日までの毎日、午後06時45分~午後09時まで開催
三輪流臼杵神楽・浦安の舞
なお夜間になりますと、年間を通じて「うすき竹宵」の雰囲気が味わえます。これは、電気竹ぼんぼりは、竹筒に電球を入れて、雨よけの和紙を張って、3本組み・5本組み・8本組みにして、杉の板に固定して、約500セットが竹宵の雰囲気を生かした町並み作りが行われており、これも臼杵ならではの被写体になります。
[交通アクセス]
JR日豊本線 臼杵駅下車(八坂神社までは徒歩10分程度)
[問合せ]
臼杵市観光情報協会 0972-64-7130
臼杵市役所商工観光課 0972-63-1111
臼杵市商工会議所 0972-63-3311
写真・資料提供:臼杵市役所商工観光課
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