写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2004.07.17
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
粉河町は、和歌山県北部の紀の川中流に位置し、北は和泉山脈が連なり大阪府南部と接し、南は紀州富士の名で知られる龍門山がそびえ、大阪市内から約50km、関西国際空港から約25km圏内にあります。また、温暖な気候で、みかんやはっさくといった柑橘類をはじめ、近年は桃や柿の栽培も盛んです。西国三十三ヶ所第三番札所粉河寺(丹生社)、紀州三大祭にかぞえられる粉河祭など、豊かな自然環境と文化資源を活かされた町です。
その紀州三大祭のひとつに挙げられる粉河祭が毎年、7月末の土・日曜日ですが、今年は22日(木)~25日(日)に開催されます。勇壮なだんじり、古式ゆかしい渡御式、かわいい子どもみこし、みんなで踊る町民総おどりなど、夏の暑さをふっとばす盛大な祭です。主たる場所は、粉河産土神社、粉河町内になります。
粉河祭の起源は、丹生社が創始された平安時代初期の780年頃と言われ、大伴船主が丹生明神(天照大神の妹神)を、粉河寺の守り神として、そのそばにお祀りしたことに始まったようです。
渡御式(一般にお渡りと呼んでいる)などの形式をとるようになったのは、室町時代の頃からで、それ以前には神輿(みこし)が中心だったそうです。渡御式は、大伴船主が、軍功をたて凱旋したときの行列を再現し伝えたものだといわれています。現在の渡御式もほぼこれに近い様式です。
ところで、祭に山車が出るのは神様が高いところから降りてくるという信仰が古くからあり、その神をお迎えするため山車の高い所に道案内の火を灯したとも言われています。
粉河祭では、祭礼には12の山車が運行し、祭に一層の花を添えます。一部では、門前の狭い町筋を運行するため、見る側の者にとっては、はらはらさせられ、息を呑む瞬間もあります。
平成16年粉河祭 天福町山車 運行予定
7月22日(木) 町内廻り 午後7時~ 天福町々内
7月23日(金) 宵々祭 午後7時~ 粉河駅前 ⇔ 粉河寺 間
7月24日(土) 宵祭 午後7時~ 粉河駅前 ⇔ 粉河寺 間
7月25日(日) 本祭 午後1時~ 粉河駅前 ⇔ 粉河寺 間
[交通アクセス]
JR天王寺駅からJR阪和線で和歌山駅へ、JR和歌山線に乗り換え粉河駅下車
[問合せ]
粉河町産業振興課 0736-73-3311
写真・資料提供:Copyright (C) 2004 NobutakaT 粉河町役場産業振興課
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