写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2004.07.31
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
日光は、年間600万人のも観光客が訪れ、世界的に名を馳せた場所で「日光見ずして、結構、言うな」とも言われる有名地です。
その日光で、盆踊りと言えば、「何といっても日光和楽踊り」を指すほどで、踊りの種類は「手踊り」「笠踊り」「石投げ踊り」の3種類があります。また「石投げ踊り」は足尾銅山より日光に伝えられ、鉱石を選り分ける「選鉱作業」の動作を現わしているそうです。今年は、8月6日(19時~22時)金曜日に催されます。
この和楽踊りの起源は、大正2年9月6日に大正天皇、翌7日に貞明皇后による前例のない民間工場視察として、古河電工日光事業所の前進である日光電気精銅所を見学し、この大任を果たした会社・所員の祝賀の席で、自然発生的に歌い踊られたのが発祥の由来とされています。
また、これを記念行事にしようとして、県に願い出たところ、当時は盆踊り式のものは取り締まる時世だったので一度は「不可」の通達を受けましたが、「模範的なものを創る」という会社の熱意が叶い、条件付きで特別に認められたというエピソードが残っています。
ちなみにその条件とは、
(1)歌詞は卑俗なものをさける。
(2)風俗を乱さぬように明るくする。
(3)時間は夜の12時でやめる。
(4)服装を一定する。
(5)踊りの種類は手踊り、笠踊り、石投げ踊りの三種類に限る。
だったとのこと。
この最初のお囃子は、同社の従業員で組織する「舞楽部」を中心に「正調和楽踊り」の伝統を守り続けています。
会場となる日光事業所内、数千個のイルミネーションに飾られた和楽池の周りで、二基の櫓(やぐら)から笛、太鼓、鉦(かね)のお囃子が鳴り響くなか、従業員をはじめ、市民、観光客が踊りの輪を広げ、そろいの浴衣姿で踊ります。お囃子の見せ は、30分毎にお囃子が西櫓と東櫓とが変わる「櫓替」で、終了間際にはお囃子が早くなり、祭りを一段と盛り上げます。また、チームでの和楽踊りコンテストや賞品総額300万円の和楽の里大抽選会などもあります。
撮影は和楽踊りとイルミネーションとをいかに取り入れるかがポイントでしょう。
[交通アクセス]
JR日光駅・東武日光駅より東武バス清滝行き、または中禅寺温泉行きで20分
「清滝派出所前」下車徒歩5分、東照宮と華厳滝との中間
[問合せ]
古河電気工業 日光事業所総務課 0288-54-0501
日光観光協会 0288-54-2496
資料・写真提供:古河電気工業 日光観光協会
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