写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2004.08.28
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
今年の4月1日、明浜町、宇和町、城川町、野村町、三瓶町が合併し、西予(さいよ)市が誕生しています。 ミカンの段々畑、リアス式海岸が美しい明浜町、三瓶町、盆地に静かな田園が広がる宇和町、山々に囲まれ酪農や林業が盛んな野村町と城川町。いずれの町も、太陽の光にあふれ、四季折々の海・山・里の情景が豊かな場所です。
毎年、第一土曜日(今年は9月4日)に「花取り踊り」があります。 この踊りの起源は、土佐の太刀踊りが寛永時代(1600年前後)に隣町の三間町に伝わり、その地方の行商人から習ったという説と、源平時代に、平清盛の重臣であった足利又四郎忠綱にからむ「歯長取り踊り」と、関係があるという説があります。
また、350年ほど前、岡成部落で落雷による大火災があり、人々は、再びこのような災害が起こらないようにと神仏に祈願し、この「花取り踊り」を献上したこともあるそうです。
「花取り踊り」は12番まであって、直線2列横隊で、背の高い大太刀と背の低い小太刀が、音頭に合わせて軽快に勇ましく踊ります。本来の花取り踊りは12組ですが、少子化にともない現在は8組で行っています。
この踊りは、花取り踊りの始まる直前に前座として、また終了後には締めとして行います。この踊りは、鳴り物の鉦太鼓に合わせて、3 人の踊り子が3 角の形で踊りまくり、どんどん上がるテンポにどこまでついていけるか、というところに醍醐味があります。
スケジュールは19時30分から始まり、盆踊りや子供向け行事があって、21時過ぎに終了します。
西予市野村町蔵良(集会所前広場)
ところで、この西予市は風光明媚な場所が多く、被写体も豊富です。 全国屈指の石灰台地、四国カルスト高原(標高1,100m~1,400mの高原)では、遠く太平洋まで見渡せる大パノラマです。
また、ブナの原生林が古木や巨樹が鬱蒼とおい茂る秘境となっています。可憐な高山植物の宝庫です。 さらに、羅漢穴と呼ばれる延長388mを誇る四国最大の大鍾乳洞もあります。五百羅漢のように鍾乳石が林立していたことから、この名が付けられたそうです。 白亜の城の下、櫓や武家屋敷が並ぶ壮大な庭園もあります。
[交通アクセス]
JR予讃線 卯之町駅下車(JR松山駅から約1時間)
会場までは卯之町駅からバス使用
[問合せ]
野村総合支所 0894-72-1111
写真・資料提供:西予市役所
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