写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2005.01.01
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
1月7日は、七草の日で七草粥(かゆ)を食する日と言われていますが、この七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を揃えるのはなかなか難しいようです。
この7日に、久留米市の大善寺玉垂宮(だいぜんじ たまたれぐう)で「鬼夜」が催されます。この歴史は古く、奈良時代には新年の邪気を払う追儺の火祭があったともいわれ、日本三大火祭りのひとつに数えられるとともに、国指定の重要無形民俗文化財となっている、伝統行事です。
1月4日 大松明つくり
1月7日
鬼面尊神渡御(午後1時~4時)
裸のタイマワシ境内に参集(午後7 時前後)
汐井口開け、シオイカキ(午後8時)
大松明に点火、鉾面神事(午後9時頃、行事終了は午後11時半頃)
メインとなるのは、午後8時頃の汐井汲みから始まります。裸に近い締込み姿の氏子20名ほどが松明を持って川のなかに入り、樽に神水を汲み神殿に奉納します。ここでの撮影は超望遠レンズを使用する以外は、一緒に川のなかに入らなければなりません。
午後9時頃になりますと、大松明の周囲に氏子が参集し、境内の夜店や提灯などの灯が一斉に消されます。最初に神火(しんび=大晦日に火打ち石で本殿で灯され、7日間守られてきた火)が一番松明に点火されます。それを合図に6基すべての大松明に火が灯され、20分ほどすると、松明に登って、巻かれた縄を切ります。炎に揺れるその人影を撮影するのも、大きなポイントです。
一方、久留米市の撮影場所としては、久留米城(別名・笹原城)跡の見事な石垣や正面側の内濠に往時の雄姿を残しています。また、17の寺院が集まっている「寺町通り」の白壁も見逃し難い所です。町を一望したいのであれば、高さ91.3m の市役所展望ロビーがお勧めです。天候がよければ、市街地だけでなく、雲仙普賢岳、筑後川、宝満山、背振山など、広大な筑紫平野のパノラマが楽しめます。
[交通アクセス]
大善寺玉垂宮へ
西鉄電車 大善寺駅下車 徒歩10~15分
JR久留米よりバス「宮前」下車(1分)
[問合せ]
玉垂宮社務所 0942-27-1887
久留米市観光コンベンション協会 0942-31-1717
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