写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2005.01.15
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
茅葺きの古い合掌家屋がズラリとならんだ景色は、昔の日本の風景を思い起こしてくれます。現在、その合掌作りの家屋は113棟あります。世界の文化遺産に登録されたのが、1995年12月、ドイツ・ベルリンで開催されたユネスコの第19回世界遺産委員会で決定されました。国内では、姫路城、白神山地などに次いで6 件目の世界遺産で、保存に取り組んできた長年の努力が世界的にも認められたものです。
その合掌造りの家々が1月22日からライトアップされます。
第1回 1月22日(土) 和田家附近・明善寺附近・かん町
第2回 1月28日(金) 和田家附近・西側附近・かん町
第3回 1月29日(土) 和田家附近・西側附近・かん町
第4回 2月 5日(土) 和田家附近・明善寺附近・かん町
第5回 2月11日(金) 和田家附近・明善寺附近・かん町
第6回 2月12日(土) 和田家附近・明善寺附近・かん町
第7回 2月19日(土) 和田家附近・西側附近・かん町
ライトアップ時間 17:30~19:30
合掌造りのある白川村は岐阜県の西北部に位置し、富山県と連なり西は白山山系を経て石川県と境界をなしています。急峻な山々に囲まれ、村の96%が山林、農耕地は0.4%という典型的な山村です。その急斜面地の間を縫うように庄川が流れ、その流域に集落が形成されています。
「合掌造り」とは、木材を梁(はり)の上に手の平を合わせたように山形に組み合わせて建築された、勾配の急な茅葺きの屋根を特徴とする住居です。こうした建物はほかの地方にも見られますが、白川では「切妻合掌造り」といわれ、屋根の両端が本を開いて立てたように三角形になっているのが特徴で積雪が多く雪質が重いという白川の自然条件に適合した構造に造られています。また、建物は南北に面して建てられおり、これは白川の風向きを考慮し、風の抵抗を最小限にするとともに、屋根に当たる日照量を調節して夏涼しく、冬は保温されるようになっています。
ライトアップされた家々を撮影するには、村営駐車場からつり橋を渡らなければなりません。この頃は、シャッターチャンスを求めて、人も多く降りしきる雪の中を歩かなければなりません。もっとも、ライトアップされると、幻想の世界が現れ、撮影のしがいがある場所です。
ちなみに、四季の白川郷フォトコンテスト冬編が実施されてます。挑戦されてはいかがでしょう。
[交通アクセス]
JR高山線 高山駅からバス
[問合せ]
白川郷夜間照明実行委員会 05769-6-1751
白村役場産業課商工観光係 05769-6-1311
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