写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
2005.03.26
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
カメラ・レンズは、使っているうちに必ず汚れてきます。これは仕方がないことですが、いつもキレイな写真を撮るためには、使用前・使用後のお手入れが欠かせません。
特に、レンズは、キャップを着脱するときなどに、誤って指紋を付けてしまったりすると、撮影したときに、その部分の画像がぼやけてしまったりするなど、画質低下の原因にもなります。被写界深度が大きい広角レンズの場合は、レンズ先端までピントが合うこともあるので、汚れたままだと、本当に写真に写ってしまうこともあります。
こうなると撮影後に気が付いても、「あとの祭」ということになるので、そうならないように、しっかりカメラ・レンズをクリーニングしておきましょう。カメラをキレイに使っておけば、中古で売りに出すときに、より高い値段が付くこともあります。
ここでご紹介するのは、最低限必要な小道具です。
これらのお手入れツールは、単品でも発売されていますが、セットになった商品もあります。いずれも軽くて小さな物ですので、撮影に出かける際にも、カメラバッグに常備しておくことをおすすめします。
詳しくは、キタムラの店頭でスタッフにお尋ねください。使用時は、各商品の説明書をよく読んで、正しくお使いください。(用途外の使い方をすると、カメラが故障する原因になります。)
レンズやカメラボディに付いてしまった、小さなゴミやホコリを吹き飛ばすための道具です。ゴム球部分の「頭」には吸気用の穴が開いていて、ゴム球を握ると、ノズル状の先端から勢い良く空気が噴出され、ゴミを吹き飛ばしてくれます。吸気の穴を親指でふさぎながら握ると、より強力な風圧になります。
ホコリが付いただけなら、クリーニングはブロアーのみ一発でもOK! レンズのクリーニングも、まずはブロアーでゴミを吹き飛ばすところから始めます。
ただし、一眼レフカメラのシャッター幕や、デジタルカメラの撮像素子は非常に精密な構造になっているので、故障防止のため、ブロアーは使用しない方が賢明です。
先端に「ハケ」がついたブロアーブラシもあります。
レンズやフィルターなどを拭くための、専用の薄いティッシュペーパー状の紙です。普通のティッシュペーパーとは違って、拭いたあとに細かな紙の繊維が残らないようになっています。
使うときは、レンズの大きさに合わせて適当なサイズに折りたたみ、レンズの表面を、指の腹で優しく撫でるように拭きます。爪は立てないようにしましょう。円を描くように拭くと、スムーズに作業できます。
指紋や油脂が付いているときは、レンズクリーニング・リキッドと一緒に使うと、さらにキレイになります。指先に巻き付けるようにして使用する方法もあります。クリーニング・ペーパーは使い捨てなので、もったいながらないで、汚れたら、どんどん新しいものを使いましょう。
なお、クリーニング・ペーパーを使う前に、ブロアーでレンズ表面のゴミを吹き飛ばしておくと、こすってレンズに傷が付くことを防げます。
クリーニング・ペーパーと一緒に使う、レンズのクリーニング液です。レンズに直接点滴するのではなく、ペーパーに1~2滴を付けてから、レンズ表面の汚れを優しく拭き取ります。あまり力を入れると、拭いた跡が「スジ」になってしまうので注意しましょう。
リキッドを付けて拭いた直後、レンズ表面が乾ききらないうちに、新しいクリーニング・ペーパーで乾拭きすると、「スジ」がないキレイな仕上がりになります。
ボディ本体に付いた指紋や油脂などを拭き取るための布地です。
シリコンクロスやセーム皮(シカの皮)、ほか新素材の化学繊維など、いろいろな材質のものがあります。
クロスは、レンズやフィルターといった光学系以外のボディ部分を拭くための、お手入れ道具です。カメラ本体のグリップ部分や、カメラを構えたときに鼻が当たる部分などを、こまめに拭いておきましょう。
なお、これでレンズを拭くと、傷が付いてしまうことがありますので、レンズには専用のクリーニング・ペーパーを必ず使用してください。
ハクバ写真産業のホームページをご覧ください。
用途に応じて、さまざまなクリーニング用品が揃っています。
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。