写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2005.07.16
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
久々の「旬の撮影地」シリーズ、今回ご紹介するのは、「江ノ電(えのでん)」という小さなローカル線と、その周辺の名所です。江ノ電が走っているのは、神奈川県の古都・鎌倉から、湘南の海沿いを通って藤沢まで。近隣住民の足であるとともに、観光路線としても全国に知られています。鎌倉・江ノ島は、東京・神奈川周辺に住んでいる方の、気軽な日帰りレジャーの行き先としても、四季を通じておすすめ。どなたでも、その人にあった楽しみ方を見付けられる場所です。
江ノ電の起点は、JR横須賀線の鎌倉駅。ここは、いま大河ドラマでも注目が集まる鎌倉幕府があった場所で、鶴岡八幡宮をはじめとする有名な神社やお寺がたくさんあります。ここから江ノ電に乗って、路地裏のような単線をのんびり進んでいくと、ひときわ賑わいのある途中駅が「長谷(はせ)」。ここは、鎌倉の大仏さま(高徳院)への下車駅です。
そして、電車は湘南の海沿いをトコトコと走り、途中駅で制服姿の高校生が乗りこんでくれば、いつか映画やテレビで見た青春ドラマのようなムードに。「鎌倉高校前」の単線ホームは、向かい側がすぐに海なので、砂浜を散策してみるのも良いかも。
「腰越(こしごえ)」を過ぎると、電車は道路上に出て、「江ノ島」まで車と一緒に走行。ちょっとした、路面電車気分を味わえます。「江ノ島(えのしま)」は、江ノ電の車窓からずっと見えていた小さな島へ渡る入口の駅。橋を通って島内まで歩いて行くと、リニューアルした展望台と植物園があり、そして忘れてならない弁天さま(江島神社)も待っています。
そして、江ノ電は幾つかの駅を通って終点の「藤沢(ふじさわ)」へ。藤沢では、JR東海道線と小田急線に接続しています。路線延長10キロの単線を、2両~4両の電車が34分かけて、ゆっくりのんびり走っています。沿線は海水浴場としても有名で、由比ヶ浜や、江ノ島駅近くの片瀬海水浴場などがよく知られています。
江ノ電は、電車そのものも一つの「観光地」。昭和レトロな雰囲気を漂わせる昭和30年代製の電車も現役で走っていて、訪れる観光客の人気を集めています。テレビドラマや映画、CMなどの脇役としても、いろいろなシーンで活躍しているので、見覚えがあるかもしれませんね。
このほか、車両は最新型でもレトロ調のデザインを採用した電車もあり、途中下車を繰り返すたびに、いろいろな電車に乗れる楽しみもあります。鉄道ファンの方なら、沿線で電車の写真を撮るだけでも、一日中楽しめそうです。
江ノ電では、お得な一日乗車券として「のりおりくん」を発売中。電車全線と鎌倉~大船間のバスに乗り放題のA券(大人800円)と、電車だけ乗り放題のB券(580円)が選べます。観光施設の入場割引など、特典も盛り沢山。
マイカー派の方には、七里ヶ浜に車を停めて、江ノ電で鎌倉を周遊できる「パーク&レールライド」もあります。駐車料金(5時間分)+江ノ電フリー切符(七里ヶ浜~鎌倉)+JRフリー切符(鎌倉~北鎌倉)が2人分セットで1500円!
JR線、小田急線、相模鉄道線の各駅でも、江ノ電全線で自由に乗り降りできるお得なキップを発売しているので、東京近郊から遊びに行く方は、ぜひご利用を! 詳しくは、駅で聞いてみてください。
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