写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2005.08.13
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
各社から発売されているデジタルカメラの中には、外観のデザインがユニークな機種が見られることもあり、画素数が多いこと以外の部分でも興味を引かれます。カメラは、実際に写真を撮っている稼動時間よりも、持ち歩いている時間のほうが圧倒的に長いもの。だから、一種の“アクセサリー”として、身に付けることを楽しめるようなデザインだったなら、カメラを持ち出して写真を撮りたくなる機会も、いままでよりもっと多くなるはず…。そんなわけで、デザインという切り口から、注目を集めそうなデジタルカメラを探してみました。
デジタルカメラは、フィルムカメラのように、本体にフィルムを入れる場所を大きく確保する必要がないので、ボディ内部の部品のレイアウトは、かなり自由になります。このメリットを生かして、従来型の「カメラらしい」スタイルにこだわらないで、面白いカタチを作ることが、デジタルでは可能となっているわけです。もちろん、デザインを優先することで、機能が削られているようなこともありません。
これからのカメラ選びは、機能+デザイン。写真がキレイに撮れるだけでは終わらない、個性派デジタルカメラの魅力をご紹介します。
「ディマージュ」シリーズの中では異彩を放つ、丸みを帯びたデザインが特徴のレンズ一体型デジタルカメラ。ボディ・レンズ・グリップの構成が、宇宙ステーションかスポーツカーを想像させるようなデザインで構成されています。コニカミノルタは、国産カメラメーカーでは、唯一、社名ロゴにシンボルの図柄が入っていて、カメラ製品にもトレードマークの青いシマシマの丸印が刻印されています。その中でも「DiMAGE Z5」は、トレードマークと、丸みのあるカメラのデザインがベストマッチ。青いトレードマークは、旧ミノルタから受け継いだものですが、コニカミノルタに社名変更してロゴの文字数が増えたおかげで、青いシマシマの丸と比べた社名の文字フォントが、相対的に小さくなりました。その結果、自動車のエンブレムのように、ロゴがいいアクセントになり、見た目のインパクトを向上しています。
ま四角のシルエットは、コンパクトタイプでは普通でも、一眼レフの場合は文字通りの“型破り”。「E-300」は、このスタイルで初めての、レンズ交換式デジタル一眼レフなのです。一眼レフカメラでは、普通ならボディの中央部分にファインダーを設けるので、前面から見るとその部分だけが、上に突出した外観になるものですが、このカメラでは天面部分も一直線。一眼レフなりのデザインが好きな方には、ちょっと違和感があるかもしれませんが、この直線的なボディだと、収納するときに余分な隙間がまったくできず、カメラバッグの納まり具合は抜群なのです。「E-300」では、レンズの光学像は上方向ではなく横方向に誘導されて、ファインダーに届く構造になっているので、こんな珍しいカタチでありながら、レンズ交換式デジタル一眼レフとしての十分な機能を搭載できました。「E-300」は、既存の35ミリフィルム用カメラとの互換性に縛られない、デジタル専用規格を採用した結果、作ることができたカメラと言えるでしょう。
レンズ部分と液晶モニター部分が、それぞれ独立した構造で、両方を接続する回転軸を中心に、最大270度までアングルが動く「フリースタイル」デジタルカメラ。90度回転したボディを横から見ると、レンズとモニターが交差して、「X」文字のシルエットになります。モニターの向きが自由自在になることで、ハイアングル、ローアングル、自分撮りなど、普通ならモニター画面を確認しにくい状況でも快適な操作が可能。ボディは、4面すべてがアルミパネルで、レンズ部とモニター部は黒色。携帯音楽プレーヤーのようにも、スパイカメラのようにも見える、孤高の美意識を持つ、個性派コンパクトデジタルカメラです。人物撮影で、撮られる相手へのアピール度は◎!(二重丸)
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