写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2006.09.02
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
カメラのキタムラ、オリジナルの企画商品として、印刷・製本された本格的な写真集と同じ仕様のアルバムを、1冊から気軽に作れるサービスが新登場。お気に入りの写真10枚を、キタムラのお店に持ち込んでオーダーしていただくだけで、1ページずつ写真と文字のコメントをカラー印刷して、重厚感のあるハードカバー仕上げで製本したオリジナルの「写真集」が完成します。本屋さんで売っているプロ写真家の写真集と同じようなスタイルで、自分で撮った思い出の写真を1冊のアルバムにまとめてみたいという方には、ぜひ、お試しいただきたいユニークな商品です。
ページの写真に添えて、文字でコメントやメッセージを付けることができます。
(滋賀県・野洲・アルプラザ野洲店の店舗ブログより引用)
表紙のデザインが2種類から選べるほか、表紙に写真を入れることができます。
写真掲載ページの台紙の色は、ブラックとホワイトの2色から選ぶことができます。
この写真集作成サービスは、商品名を「L BOOK ALBUM (エル ブック アルバム)」といいます。
写真プリント10枚(サイズはL・KG・2Lのいずれか)をもとに、写真1点ずつに文字コメントを付けて、1点1ページずつレイアウトし、155ミリ四方のコンパクトサイズで「写真集」に製本。完成までは日数をいただきますが、家庭用プリンターで出力して自分で作成するのでは、なかなか上手に仕上げるのが難しい本格的な製本写真集を、どなたでも気軽に手に入れることができます。オーダーは、1冊のみからでもOK!
従来は、写真集を製本するコストの負担が大きく、個人のお客さまが1冊だけ作るのはやや難しかったのですが、このキタムラオリジナルの写真集サービスを使えば、現在1冊3980円で作成可能です。お子様の成長記録や、ペットとのふれあい、旅の思い出を形にするために、また自営業の方にはメニューや商品カタログなどの業務用として、写真愛好家の方にはフォトコンテスト入選作品の履歴を保存するなど、いろいろな用途に使用可能。
スクラップブックの代わりとして、お子様が幼稚園や学校の図工で作った、立体的な作品などを写真に撮ってまとめるという裏ワザにも活用できます。アイデア次第で使い道が広がる、ユニークなミニ「写真集」です。
製本可能な写真は10枚ですが、写真を撮影するときは、10枚だけ撮るのではなく、たくさん撮った後で、とっておきの10枚を選んで、掲載する写真を絞り込むのが、満足度の高い写真集を作るコツです。プロ写真家が写真集を出版する場合には、掲載する写真を決めるために、候補のカットから作品を選ぶ倍率が掲載1点に対して候補100点(選抜倍率100倍)くらいに達することも多く、写真集1冊の全体で、掲載作品を選ぶ前に用意する候補の累積撮影枚数は、およそ3000~5000カットにのぼることもあります。
一般の方の場合、ここまで大量に撮って厳選するのは大変ですから、ほどほどに選べるくらいの候補のカット数があれば良いでしょう。それでも掲載枚数の3~10倍(30~100カット/フィルム換算で1~3本分)くらいは撮影しておくと選びがいがあり、写真のクオリティーが揃った魅力的な写真集が作れると思います。
「Lブックアルバム」の掲載点数10枚は、写真集の構成としては、枚数が少ないほうです。そこで、この掲載枚数の少なさを生かせるページ構成としては、いろいろな内容の写真を総花的に取り入れるより、写真のテーマを欲張らずに限定するやり方が有効。お子様の成長記録をまとめる場合でも、旅行1回とか、ある1日のシーンを区切りとして1テーマの写真集にまとめ、思い出が増えるごとに写真集を1冊ずつ作成していきます。そして、分冊百科事典のようにシリーズ化すると、やがてはボリュームのある写真集ライブラリーが完成するでしょう。
写真1枚に添えることができるコメントは、最長20文字です。これは、400字詰原稿用紙の1行と同じ。新聞や雑誌の記事では、1行半くらいの文字数に相当し、題名にはちょっと長く、説明をするにはやや短いという分量です。写真の内容にもよりますが、説明文を書くというより、会話するような感じで原稿を書くと、ちょうどよく文字数が収まり、見た目も面白くできるかもしれません。
写真集では、バラバラ状態のプリントとは異なり、写真を見る順番が確定します。見せる順番で、写真集全体の印象が変わることもあるので、10枚の並べ方も考えてみてください。このコーナーのバックナンバーにある、沖縄特集や花火特集なども、ご参考にどうぞ。
お店にオーダーするときは、原稿となる写真プリントが必要です。つまり、事前にプリントがあるわけなので、これをお手元にある白い紙、黒い紙それぞれの上に置いてみて、どちらのほうが求めているイメージにマッチするか、一度確かめてみると良いでしょう。
「Lブックアルバム」は、商品コンセプトとして「写真集」という呼称を使っていますが、これは製本された写真アルバムを意味しています。このサービスの内容は、写真の印刷と製本加工のみなので、たった1冊からでも作成が可能となります。これに対してプロ写真家の写真集は、書店流通を前提として出版された書籍(本)で、刊行に際しては一定の流通部数が必要となるため、1冊のみでは作ることができません。
また、印刷工程などの関係上、出版物としての写真集を写真10点だけで作ることは難しく、制作に際しては、よりたくさんの写真作品が必要となります。厳密な意味では、「写真集」といえば書店流通する書籍のことを指すわけですが、書店での販売こそしなくとも、こうした本格的な写真集と同様の体裁で、どなたでも写真を1冊の製本アルバムにまとめて楽しめるように、キタムラの「Lブックアルバム」では、ハイクオリティーかつお手軽なサービスをご提案しています。
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。