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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2006.11.04

ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!

【ピント合わせのバリエーション】
デジタルカメラで使えるフォーカスモード

デジタルカメラのほとんどが、ピント合わせの標準モードとしてオートフォーカス(AF)を採用していますが、このAFの中にも、実はいろいろなバリエーションがあります。また、AFを解除して、マニュアルフォーカス(MF)でピント合わせができる機能を備えた機種も多くなっています。写真に撮りたいと思う対象は人それぞれですが、撮影目的が変わるなら、それに応じてピント合わせの方法も柔軟に切り替えて、しっかりピントの合った写真を撮りたいところ。そこで、知っているようで意外と知られていない、カメラのフォーカスモードについて、おさらいしてみました。手ブレ防止機能と合わせてフォーカス機能を上手に使いこなせば、これまで以上に、仕上がりに満足できる写真が、誰でも気軽に撮れるようになるでしょう。

デジタルカメラに搭載されている主なフォーカスモード

主なデジタルカメラに搭載されているフォーカスモードには、以下に挙げる各種があります。メーカーによって機能の名称が異なるものの、基本的には、いずれの機種でも同様の効果を得られるモードがあると考えて良いでしょう。

一眼レフの場合は、ほぼすべてのモードが使用可能ですが、コンパクト機では、一部のモードが搭載されていない場合もあります。また、例外として、特定メーカー、特定機種だけで使用できる特徴的なフォーカスモードもあるので、これに関しては、個別機種のカタログなどで機能を確認してください。

シングルAF

AFの基本操作は、ファインダー(またはモニター)を見ながら、フォーカスフレーム(レンズ像に重ねて表示されるピント合わせのターゲットとなる指標で複数箇所から任意に選択できる)に、ピントを合わせたい被写体を一致させ、シャッターボタンを「半押し」してレンズを駆動し、その状態でシャッターレリーズ(実際の撮影動作)を待機すること。

この状態まで操作したとき、1回だけピント合わせを行い、最初にピントが合った位置でフォーカスロック(AFロック)がかかって、それ以降のAF駆動は行わないモードが、シングルAFモードです。

これはマニュアルフォーカスでいう、「置きピン」の状態です。主に、静止している人物や風景などを撮影する場合に使用します。また、人物を画面隅に寄せた構図で記念撮影する場合にも、このモードを選び、まず人物にピントを合わせて、フォーカスロック後に撮影する構図を決め、フォーカスロック状態からそのままシャッターを切ります。このモードでは、原則としてピントが合っていることが、シャッターレリーズの前提条件になるので、ピントに確証を得たい場合などに最適。フォーカスロック後に、再度、ピント位置を変えたい場合は、一旦、シャッターボタンから指を完全に離して、最初からAF駆動をやり直す必要があります。

コンティニュアスAF

シャッターボタン半押しでフォーカスフレームに被写体をとらえると、その被写体に対して連続的に測距・演算を繰り返し、被写体の動きに合わせてカメラが自動的にピントを合わせ続けるモード。運動会で走っている選手や、野生動物、鉄道など、動きの激しい被写体を狙うとき(ピント位置が連続的に変化する場合)に適しています。

撮影操作は、タイミングが良いところで、シャッターボタンを完全に押し込むだけでOK。現在のコンティニュアスAFは、動体予測機能とセットになっているので、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが動くまでのタイムラグの間に生じるピントのズレも、カメラが自動的に補正します。これは、MFの場合でいう「送りピン」ですが、構造上、一眼レフにおいてはシャッターレリーズ中にファインダーがブラックアウトするので、機械で制御する動体予測AFのほうが正確さの点では人間ワザよりも勝っています。反面、フォーカスロックを使わない撮り方になるので、このモードのまま静止している被写体を狙うと、シャッターレリーズ時にピントがズレる可能性もあります。

例えば、人物を画面隅に配置して記念写真を撮る場合、人物に一旦ピントを合わせても、構図を変えた瞬間にコンティニュアスAFでは背景のほうへピントが移動してしまいます。

自動切替AF

上記2つのAF方式を、被写体に応じてカメラが自動的に切り替えてくれる機能。現行機種のデフォルト設定は、この自動切替AFになっています。

被写体に対して複数回の測距・演算を行った結果、動きがなければシングル、動きがあればコンティニュアスを自動選択。シングルAFとして機能している場合にはフォーカスロックがかかるので、ファインダーで動作状況を確認できます。明らかに動くものを撮るとわかっている場合はコンティニュアスAFモードを選んだほうが安心ですが、常用するなら、この自動切替AFモードにしておけば、ほとんどすべての撮影状況に対応できます。

ちなみに、フォーカスロック後に被写体が動き始めた場合は、一旦、シャッターボタンから指を離して、AF駆動を再スタートする必要があります。なお、AFの各モードでは、フォーカスフレームの位置を撮影者が自分で判断して選択するか、カメラ任せで自動的に選択するかという切り替え機能もあり、カメラにピントを任せる度合いを、被写体の状況や撮影者の技量に応じて変えることができます。

顔認識AF

最近、注目度が急上昇中の新しいAF機能。デジタルカメラのみで実現されており、画像センサーでとらえた電子的なイメージを画像処理エンジンが解析することで、画面内にある人物の顔部分を自動的に検出。それを主要被写体と判断してAFを駆動し、カメラ任せでピントを合わせます。

フォーカスフレームの選択機能を発展させたもので、従来はファインダーを見て、人物の顔の位置に近いフォーカスフレームを撮影者が自分の判断で選択し、さらに状況次第ではフォーカスロックと構図の再調整も必要だったところが、人物の立ち位置に関わらず、ピント合わせを完全にカメラ任せにできるようになりました。

この機能は、画像センサーを通った、リアルタイムの画像を解析できるコンパクトタイプのデジタルカメラや、レンズ一体型タイプの電子ファインダー式デジタルカメラに搭載されており、AF系統と撮影系統が別システムになっているレンズ交換式デジタル一眼レフカメラでは、まだ対応が実現されていません。

マニュアルフォーカス

AF機能を解除して、手動操作のみでピントを合わせるモード。一眼レフの場合は、レンズのピントリングを直接回すことで、フォーカスを調節します。

MFは、被写体の特性や明るさなどの要因でAFが機能しないときや、カメラを三脚に固定していて、ピントを合わせたい被写体とファインダーのフォーカスフレームが重ならないとき、または風景撮影でピントを強制的に∞(無限大)に固定したいときなどに使われます。また、電源OFF状態でも、手動でピントを合わせてファインダー像を確認することができます。MFでのピント合わせは、ファインダーを見て、マット面に映る像のボケ具合から判断します。

なお、一部の高級機では、シャッター半押しでフォーカスフレームを被写体に合わせると、ファインダー内に、レンズを回す方向を矢印で表示する機能(フォーカスエイド)が付いたものもあります。レンズに書いてある距離目盛も、ピント合わせの手がかりとして活用することが可能です。

※特例1: AF/MFの切替は、カメラボディまたはレンズに付いているスイッチによって行う例が多いですが、シングル/コンティニュアスなどのAFモード切替は、別のスイッチ(または電子的なボタン操作による設定)となっている場合もあるので、この点はお使いのカメラの取扱い説明書で確認してください。

※特例2: カプラー駆動式(ボディ内蔵モーター式AF)の場合、MF切替の主要スイッチはボディ側にありますが、レンズによってはピントリング用のクラッチを設けてAF/MFを使い分けている製品もあるので、その場合は、レンズに付いているスイッチもMFに切り替え、合わせて2箇所を操作する必要があります。レンズ側のクラッチは、AFモードでのモーター負荷を軽くするために、ピントリングの回転を解放するもの(空転して遊んでいる状態にする)。MFモード使用時には、あらかじめレンズのクラッチをつないで、手動によるピントリングの回転動作を、内部機構に伝える必要があるわけです。なお、レンズのクラッチをつなげたまま(MF仕様で)、AFを駆動した場合は、ピントリングがモーターに連られて重々しく回るようになるだけで、ピントの精度に影響はありません。ただし、ピントが合うまでのスピードは、少し遅くなります。

ダイレクトマニュアルフォーカス

一眼レフに搭載されている、特殊なフォーカスモード。

シングルAFでピントを合わせてフォーカスロックした後、AF機能が自動的に解除され、ピントリングを手動操作できる状態になります。ピントの微調整が必要な、花のマクロ撮影などで使われることがあるモードです。通常は、AFモードを選択していると、停止中でもピントリングの回転にはブレーキがかかり、手動で動かすことはできません。このため、MFを使いたい場合には、原則としてスイッチを切り替えてから使用することになります。

しかし、このダイレクトマニュアルフォーカスが付いている機種なら、AFのピント合わせが終わると同時にMFが使用可能となるので、ファインダーから目を離すことなく手動によるピントの微調整が可能です。カプラー駆動式(ボディ内蔵モーター式AF)の場合、AFでピントが合った時点で、ボディ・レンズ間のカプラーの接続が解除される音が聞こえます。

パワーフォーカス

マニュアルフォーカスの一種。ただし、そのピント合わせが手動による人力駆動ではなく、モーターによるレンズ駆動を介して、間接的に行われる機能のことを指します。

主に、コンパクトデジタルカメラにおいて搭載例が多い方式です。一眼レフのマニュアルフォーカスは、機械式のためピントリングを直接手で動かしますが、パワーフォーカスでは、カメラボディの背面にあるボタンもしくはダイヤルなどの入力操作に、リアルタイムでレンズが反応してモーターを駆動し、ピント位置を変化させています。クルマに例えれば、パワーウィンドウを操作するような感覚です。

固定焦点(番外編)

被写界深度(ピントが合う範囲)が大きくなる広角レンズの特性を利用することで、ピント調節を省略したタイプのレンズ。

携帯電話の内蔵カメラや、レンズ付きフィルム、トイカメラなどで採用されている方式です。裏を返せば、固定焦点式レンズではなく、本格的なAF機能付きのレンズを搭載したカメラのほうがピントの精度は高いわけで、よりクオリティの高い写真も撮影可能となります。

 
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