写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2007.01.13
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
昨年の秋は、紅葉前線の南下が遅れていた様子で、その風景の撮影も、例年よりはゆっくりペースでした。しかし、冬至が過ぎて年も明けたことですから、さすがに、のんびりモードの紅葉も日本列島全体に行き渡ったと思われます。そこで、少々季節外れな気もしますが、各地の紅葉風景から特に魅力にあふれたシーンを探してみました。全国にあるキタムラ各店のスタッフが休日を利用して撮影した写真作品の中から、いくつかの傑作をご披露しますので、どうぞ、じっくりとご鑑賞ください。
全国各地に点在するキタムラ各店の店舗ブログから、美しい紅葉の魅力を感じさせる風景写真をピックアップしてみました。被写体となった場所などに関する情報は、リンク先の各店舗ブログをご参照ください。
(掲出の各写真は作品として撮影されたもので、著作権があります。ほかの媒体・WEBサイト・ブログ等への無断転載は堅くお断りします。)
東京・神奈川周辺では修学旅行の目的地としても有名な、日光(栃木県)にある名勝「龍頭の滝」近くで見られる風景。
山肌にかかる霧と渓流が、紅葉のグラデーションを引き立てます。秩父店のスタッフが、わざわざ遠征して撮影した写真。
色づきはじめたばかりの葉は、クローズアップで狙うと、色彩感が引き立ちます。
都市にある公園など、樹木が比較的少ないところで紅葉を撮るなら、こういう構図もいいですね。
晩秋に、落葉となったもみじにも風情があります。
苔むした庭に、紅い葉の色を散りばめた光景は、繊細な造形の貼り絵か、あるいは美しい振り袖の着物を見ているようです。
京都は、仁和寺にて。
ライトアップされた、夜の庭園風景。
光が上のほうから当たる日中とは一味違った、舞台背景のような非日常のシーンが漆黒の空間に浮かんでいます。池に映った紅葉も見事ですね。
京都の永観堂にて。
標高の高い山に登れば、平地とは違う天然の紅葉風景にめぐり合うこともできます。
俯瞰で眺めると、さすがに圧倒的な立体感がありますね。
撮影地は、大分県にある、くじゅう連山の大船山。
この秋から冬にかけては、例年より暖かい日が続いたので、「今年の紅葉は不発なのでは?」という声も多かったようですが、終わってみれば、やはり大自然は美しい光景を見せてくれたように思います。
全国各地の紅葉風景をこうして並べることで、日本には「紅葉」という言葉だけでひとまとめにするのが難しいほどに、バラエティ豊かなシーンがあることを、あらためて実感していただけたのではないでしょうか?
ここに挙げた5作品のほかに、選択に際して候補となった写真作品の総数は100倍くらいありましたが、その作品1つ1つも、それぞれに魅力ある紅葉の風景を伝えていました。また、それらの作品は、日本全国にある各店舗のスタッフが、シャッタースピードの何十万倍、何百万倍もの時間をかけて被写体を探し歩いた中から発掘し、そして磨き上げた宝石のようなものでもあります。
全部の作品を一度にお見せできないのが残念ですが、ここにある5つのシーンから、芸術作品として写真を撮る楽しみについても、一人でも多くの方に関心を持っていただければ、うれしく思います。
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。