写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2007.10.19
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
従来、大多数の一般の方にとって、なじみのある写真プリントのサイズといえば、Lサイズがほとんどでした。フィルム時代に、ネガを同時プリントすると付いてきた、サービスサイズとも呼ばれる小さなプリントで、それをアルバムに貼り付けて、本棚にしまっておくのが、日本人にとっての主な写真の用途だったようです。しかし、最近では、記念写真や思い出のスナップ写真がいつでも見られるよう、欧米の家庭のように、フォトスタンドやフォトフレームに、写真プリントを入れて部屋に飾るという使い方も増加。写真の楽しみ方は、「記録」として保存用にしまい込むより、表に出して見せるスタイルへと変化しているようです。そこで、出番が多くなるのが、Lサイズより大きな引き伸ばしプリント。となれば、大判サイズのプリントでも画質が荒れない、有効10メガ超クラスのデジカメにも、これまで以上に注目が集まります。今回は、そんな大判プリントの人気商品と、それを活用するために必要な、カメラ機材について解説します。
大判プリントには、面積が違う、いろいろなサイズがありますが、ここでは、いまキタムラでキャンペーンを実施中のプリントサービスを例に挙げて、その楽しみ方をご紹介したいと思います。いずれのサービスも、いまならお得な特典付きでご利用いただけます。
普通のプリントよりも、さらに輝くようなキラキラ感があり、デジカメの液晶画面で見た印象を、そのまま印画紙の上に再現して楽しめる写真プリントです。ペーパーそのものの平滑性が高く、光の拡散が少ないので、反射光の向きが揃って、プリント面が明るく見えます。さらに、発色する部分がポリエステルでできているので、普通のプリント以上の光沢感と、奥行き感が得られます。サイズは、A4から全紙までの各種。このうち、A4サイズをご利用いただくと、いまなら「ペーパースタンド」が付いてきます。データは、JPEGまたはTIFFが標準。オプション(別料金)で、RAWデータからもプリントOKです。キャンペーンは、2007年10月31日まで。
画面内、右下の「Lサイズ」の表記は、A4サイズ(210×297mm)とLサイズを比較した場合の、相対的な大きさの違いを表しています。いま、キタムラでご注文いただくと、A4プリントとペーパースタンドのセットで、1枚980円(税込)。クリスタルプリントは初めてという方、ぜひ、この機会にお試しください。
寸法は、356×432mm。サイズ違いで、今回のキャンペーン対象ではありませんが、それでも1枚1,980円と比較的お手頃です。
特大サイズの写真プリントが、ぐっと身近に! デジカメで撮影した画像が、A4サイズの8倍(594×841mm)という巨大な写真になります。小さなペットなら、実物の全身以上に大きく写りますよ! しかも、額装の必要なし。市販のポスターを壁に貼るような気軽さで、自分で撮った写真を、お部屋に飾って楽しめます。お値段は、いまならキャンペーン価格で、なんと1枚1,980円(税込)。サイズとしては超大判プリントでも、そんなにもったいながらないで、気前良くカベに直張りできる値段が、このポスタープリントのミソなのです。お手軽に撮って、お手軽に飾る! アイデア次第で、写真の新しい楽しみ方を広げてみましょう。写真愛好家の方には、額装代の負担なく、自分で撮った作品を部屋に飾れる方法として、一般の方には、大人数でも一人一人の顔がわかる特大サイズの記念写真などの使い道がおすすめ。そのほかにも、面白そうな使い方を、自由な発想で実践してください。こちらのキャンペーンは、2007年11月30日まで。キャンペーン対象外ですが、A2サイズのポスタープリントもあります。
イラストですが、写真1枚のサイズが、畳半分くらいの大きさになるので、広さが6~8畳くらいの部屋に飾ると、かなり見応えがあります。学生の皆さんは、文化祭の展示物などにも応用できそうですね。
キタムラのデジタルクリスタルプリントでは、A4サイズのピクセル数は、2362×3390=約800万画素。コンパクトデジカメ、デジタル一眼レフとも、現在の最新機種であれば、いずれのグレードでも、まったく問題なくA4サイズのプリントに適した高画質での撮影が可能です。有効800万画素クラスのデジカメでは、画素数モードを最高にして、デジタルズームを使わないで撮影してください。ただし、キャンペーン対象商品ではトリミングができないので、光学ズームレンズとフットワークを生かして、撮影時点で確実に構図を決めてください。
有効800万画素を超える画素数を持つ機種の場合は、画素数モードの選択時に、設定したピクセル数(縦×横の積)が800万画素を上回るようにすれば、画質の劣化を避けることができます。ただし、将来的にA4以上の大きなサイズでもプリントする予定がある場合は、最高性能の画素数モードで撮影しておいてください。画素数が多い画像を、小さなサイズにプリントする分には、何ら問題はありませんが、その逆に、画素数が少ない画像を、大きなサイズにプリントすると、画質が荒れやすくなります。
なお、A4サイズでは、最低400~500万画素程度の画素数があれば、鑑賞に耐えるレベルのプリントは可能。少し古いデジカメでも、A4サイズまでなら、なんとかプリントを楽しめそうです。
デジタルカメラの画像をプリントする場合、800万画素級の画質では、最大でA3サイズ程度まで、画質劣化のない引き伸ばしプリントが可能とされています。そして、1200万画素相当では、A2サイズ程度の引き伸ばしまでは、画質が劣化しません。
A1サイズは、これを上回る画素数が必要な計算となりますが、このくらいの特大サイズになると、離れた位置から写真全体を眺めることになるので、実質的にはA2サイズレベルの画質でも問題はないようです。画質を最優先するなら、A1サイズでプリントしたい写真は、有効12メガクラスの最新型デジタルカメラで撮影するのが理想ですが、8~10メガクラスのデジカメでも、ポスタープリントに関しては、さほど画質に遜色はないでしょう。いずれにしても、使用するカメラで得られる最大の画素数に設定して、デジタルズームは使わないで撮影してください。
ちなみに、キタムラのネットプリントでは、4536×3036画素=1377万1296画素が、インターネット経由の注文で画像を転送できるサイズの上限なので、あまりデータが大きすぎてもプリントができません。よって、プロ用の高級デジタル一眼レフでは、画像が大きすぎてネット送信できないこともあり得ます。ネット経由で送信できる画像サイズの範囲内で、最も高画質なカメラ機材を選ぶなら、キヤノンEOS 5Dクラスの中級デジタル一眼レフや、最新型コンパクトデジタルカメラの上位グレードモデルがベストでしょう。
どうしても画質劣化が気になるという方には、A1サイズではなく、その半分のA2サイズもおすすめ。ポスタープリントも、A2サイズでご利用いただけます。また、画素数の少ない、古いデジカメで撮った写真をA1ポスターにしたい場合には、写真の実質占有面積が小さくなる「カレンダーポスタープリント」を選ぶことも可能ですので、あわせてご検討ください。
デジカメで撮影した写真に、年間12ヶ月分のカレンダー付けて、A1サイズにプリントしたもの。カレンダーは、4つのデザインに、縦と横の2スタイルがあり、合計8種類のタイプを選べます。A1半面タイプの写真部分は、実質A2サイズとなり、写真の画質維持に必要な画素数もA2サイズ相当で済みます。A2半面タイプの場合、写真の占める部分の面積は実質A3サイズなので、有効800万画素級のデジカメでも、気軽にオリジナルカレンダーが作れます。ちょっと気が早いですが、来年に向けて、キャンペーン期間中(2007年11月30日まで)にカレンダーをご用意されてはいかがでしょうか?
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。