カメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

デジカメプリント・フォトブック・カメラのことはおまかせ!

  • 会社概要
  • 採用情報
  • お問い合わせ
  • ネット会員登録・変更
  • メルマガ登録

お客さまなんでも相談室

  1. デジカメ・デジタルカメラのキタムラTOP
  2. 写真講座/コラム・ギャラリー
  3. 写真何でも情報・EXPRESS
  4. 2008年
  5. Vol.478

写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2008.03.14

ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!

【2枚以上を続けて撮るために】
ドライブモードを使いこなす設定方法

写真撮影では、1つの被写体やシーンに対して、シャッターを1回ずつの割合で切っていくだけではなく、同じ状況で2回以上のシャッターを続けて切る場合もあるものです。この操作を、「連続撮影」または「連写」と呼び、1秒間に撮影可能なコマ数で、そのスピード性能を表します。デジタルカメラは連続撮影に有利で、フィルムを物理的に動かす必要がない分、連写速度は普及機でもフィルムカメラよりは高速化しています。デジタル一眼レフカメラでは、こうした連続撮影のタイミングを「ドライブモード選択」という機能を使ってコントロールすることが可能なので、撮影テクニックの1つとして覚えておくと、いろいろな場面で役に立つことが多いようです。今回は、初心者レベルより少し高度な撮影技術として、このドライブ機能を実践的に使う方法をガイドします。

そもそも、なぜカメラで「ドライブ」なのか?

「ドライブ」の語源はモータードライブにあり、もともとは旧式のフィルムカメラで使われていた外付け式モータードライブで、設定機能の一つにあったのが「ドライブモード選択」です。クルマの運転とは、まったく関係がありません。

1970年代ごろまでのフィルムカメラは、本体のみでは手動巻き上げレバーを使ってフィルムを巻き上げていましたが、高級一眼レフでは、巻き上げ操作を自動化できる別売アクセサリーとして、外付けのモータードライブが発売されていました。フィルムを送り出す、つまりカメラ内でフィルムを走らせるので、ドライブという名前になったようです。この時代を知っている人は、かなり少なくなっているのかもしれません。後に1980年代になって、モータードライブ機能を本体に内蔵したカメラが登場すると、ドライブモード選択もカメラ本体で設定するようになり、さらに一眼レフのAF化と同時に制御系の電子化も進んで、ドライブ機能はボタン操作で設定する形へと進化しました。

現在のデジタル一眼レフは、フィルム用AF一眼レフの操作方式を踏襲しているので、モータードライブの設定モード名をそのまま受け継ぐこととなり、走らせるフィルムがなくても、「ドライブモード選択」という言葉だけが残っています。この用語は、手動巻き上げ時代のフィルム用一眼レフを知っている方にとっては感覚的にわかりやすいですが、デジカメ以外は使ったことがない方にとっては、イマイチ、その意味が伝わりにくい印象を受けます。

ところで、35ミリ判の一眼レフ、およびレンズマウントが共通であるデジタル一眼レフでは、フィルムの巻き上げ操作が、シャッターの「チャージ」を兼ねる仕組みになっています。「チャージ」とは、1度動いたシャッターを元のスタート位置に戻して、再度撮影できる状態に復帰させることですが、かつては、フィルムの巻き上げとチャージは、それぞれ別の操作でした。例えば、昔の中判カメラでは、シャッターを切るレバーはレンズ横に付いていたので、まずはシャッターチャージを単独の操作として手動で行い、フィルムの巻き上げはボディ側面に付いているクランクで操作する仕組みとなっています。35ミリ判の一眼レフが登場して以降は、フィルムを巻き上げるだけでシャッターがチャージされるので、モータードライブを使えば、連続撮影時のシャッターチャージも自動化されるようになりました。

この点から言えば、いまのデジタル一眼レフには、「ドライブ」がなくて「チャージ」だけ残ったと表現するのが最も正確でしょう。しかし、いまや「チャージ」という操作を知っている人のほうが少ないので、巻き上げるフィルムがなくても、慣例的に「ドライブ」という名称が、デジタルカメラでの連続撮影をも意味することになっていると思われます。

デジタル一眼レフのドライブモード各設定

デジタル一眼レフでは、フィルム用一眼レフでのフィルム送り制御を模した呼び名で、連続撮影をはじめとするドライブモード内の各機能を選び、設定を行います。どの項目を選ぶかは、ユーザーの主体的な判断です。セルフタイマーなども、この項目の1つ。以下に、選択可能な設定項目の例を挙げ、個々に解説します。実際に設定するための手順や、項目ごとの名称などは、メーカー・機種によって微妙に異なるので、カメラ本体と取扱い説明書で確認してください。1980年代以降に発売されたフィルム用一眼レフの場合も、ほぼ同様の使い方なので、旧式カメラでも、このテクニックは活用できます。

1コマ撮影

シャッターボタンを押すと、1コマだけ撮影して、そこで自動的に停止するモードです。初心者の方にとっては、これが最も使いやすい設定になるでしょう。メモリーカードのデータ記録容量(またはフィルムの撮影コマ数)を節約したい場合も、この1コマ撮影モードに設定しておけば、ムダ撮りを防止できます。風景撮影など、急いで撮る必要がない被写体に、このドライブモードを常用できます。

連続撮影

シャッターボタンを全押しすると、指を離すまで、連続して撮影できるモードです。ただし、ピント合わせがAFかMFかなど、ほかの機能設定に影響を受けて、次のように連写スピードが微妙に変化することがあります。よって、実践ではドライブモード以外の機能設定も、撮影目的に応じて同時に調整する必要があります。なお、高級機では連続撮影に変速機能が付いていて、高速と低速の使い分けができる例もあります。また、1度シャッターボタンを押して連続撮影できる上限のコマ数は、カードのメモリー容量、データ書き込み速度などによっても異なります。普及機と高級機では、1秒間の連写速度性能が同じでも、連続して撮れる上限のコマ数に差が付くことが多いようです。

[最も高速で撮れる設定]

AF機能を停止させて、MFモードに切り替えると、AFの測距・演算とレンズ駆動の時間が不要になる分だけ、連写速度は速くなります。カタログに記載されている連写性能の最高速度は、この条件の実測値となっている場合もあります。

[AFで最も速くなる設定]

シングルAF・ワンショットAFなど、フォーカスロックができるAFモードを選ぶと、ピントは最初の1コマを撮る時点で固定されるので、それより後の連続撮影分は、最高速度で連写できます。これは、止まっている被写体をAFで撮る場合に利用できる設定方法です。なお、このAFモードで動く被写体を撮ると、最初の1コマ以外は、ピントが外れてしまうのでご注意ください。

[AFで動く被写体を狙う設定]

コンティニュアスAF、またはAF制御の自動選択(シングルとコンティニュアスの自動切換)モードを選んだ場合、2コマ目以降を撮る時点で、厳密にピントを合わせ直すかどうか、選べる機能が付いている機種があります。これは、「レリーズ優先/フォーカス優先選択」という機能で設定します。

  • レリーズ優先の場合:
  • AFでのピント合わせが間に合わなくても、シャッターボタンを押していれば、一定のリズムで連写を続けます。ピントが合っているかどうかは、ファインダーのスクリーンと合焦マークを見て、随時、自分で確認し続ける必要があります。この設定では、ピンボケで撮影するリスクはありますが、シャッターが動作せず1枚も撮れないという致命的なミスは防げます。

  • フォーカス優先の場合:
  • ピントが合うまでは、シャッターを切らない設定です。連続撮影の場合でも、AFで確実にピントを合わせます。シャッターボタンを押しっぱなしにした状態で、動く被写体を追いながら、連続撮影したすべてのコマでピントや露出が合っている写真を撮りたい場合に便利です。ピンボケで撮影失敗となることはありませんが、AFが苦手とする被写体では、測距・演算に迷うとシャッターが切れず、1コマも撮れないリスクがあります。この設定では、1コマ撮影するたびに再度ピントを調整し直すので、その分だけ、連写速度は下がります。

[その他スピードが変わる要因]

記録画像サイズ、画質設定、ファイルの種類(JPEG/RAW)のほか、被写体と背景の形状や色彩と模様、さらには使用するメモリーカードのメーカーや種類によっても、連続撮影速度は微妙に変化します。これは、撮像した後に画像ファイルを生成する画像処理エンジンの処理速度や、カードの書き込みにかかる速度などの負荷が、写真ごとに違うからです。この要因はフィルムにはないので、デジタルカメラ特有の問題です。

ブラケット撮影

自動的に異なる量の露出補正をかけながら、3コマ(もしくは機種によって5・7・9コマなど)のカットを続けて撮れるモード。自動露出ずらし機能です。この機能も、ドライブモード設定の中に割り当てられている機種が多いようです。普通の連続撮影とは、露出制御のパターンが異なるので、初心者の方は、間違えないようにご注意ください。カメラ本体では、記号しか表示しない場合があります。この機能では、ワンセット(適正・プラス・マイナス/補正の順番は機種と設定によって変わる)の自動段階露光について、シャッターボタンの押し方をどうするか、選ぶことができます。フラッシュのブラケット撮影(露出補正ではなく発光の強さが変わる)でも、同様のドライブ設定が可能です。

[1コマずつ撮影するブラケット撮影]

自動段階露光ワンセットの各コマについて、1回ずつ別々にシャッターボタンを押します。各コマごとに、指定された補正量の露出補正値が自動設定されます。手持ちでマクロ撮影する場合など、ピントがずれやすい被写体に便利。ただし、合計3コマ撮る場合の、1コマ目、2コマ目など、中途半端なところで撮影を中断すると、思い通りの段階露光にならないので操作には注意が必要です。ミスに気が付いて撮り直したい場合は、ブラケットを一旦解除して、もう一度設定する必要があります。

[3枚連続するブラケット撮影]

自動段階露光ワンセットの各コマを、1回のシャッターボタン操作で連続して撮影します。3コマ(または指定したコマ数)を撮るまで、指を離さないでください。通例、3コマ撮った時点で、連写はストップします(この点が普通の連続撮影と違います)。ワンセットの区切りがわかりやすいので、1コマずつブラケット撮影するより、単純ミスは少ないかもしれません。フラッシュブラケット撮影では、チャージ待ち時間の関係で、この設定が使えない場合もあります。

セルフタイマー

デジタル一眼レフでは、セルフタイマーが電子式なので、その設定箇所はドライブモードの1項目に割り当てられています。通例、長い10秒タイマーと、短い2秒タイマーが選択できます。セルフタイマーの項目から設定を外すと、タイマーの動作を途中解除できます。

[10秒タイマー]

三脚を立てて記念写真を撮影するときなど、カメラマン自身が一緒の画面に写りたい場合などに使用。カメラのシャッターボタンを押してから、写る立ち位置まで走っていくために十分な時間をとることができます。

[2秒タイマー]

三脚を使用してスローシャッターで撮影する場合は、シャッターボタンを指で押す動作から受ける振動だけでも、カメラブレの一因になることがあります。こんなときには専用のリモートコードを使うのがベストなのですが、持ち合わせていないときには2秒タイマーでも代用が可能。シャッターボタンの操作に対して、実際に露光するタイミングを少し遅くすることで、指による振動を残すことなく撮影できるのです。2秒タイマーでは、シャッターボタンを押した時点で、ボディ内のミラーを畳む機種も多く、スローシャッター撮影でのミラーショックを防ぐ効果もあります。ちなみに、ミラーアップすると、ファインダー像は見えなくなります。

多重露光

同一画像に対して2回以上のシャッターを切ることで、複数の画像が透けて見える写真を撮る機能を、多重露光といいます。デジタルカメラで多重露光ができる機種は少ないですが、搭載機の例では、これもドライブモード選択に入っています。多重露光での撮影方法は、搭載機の取扱い説明書で確認してください。ちなみに、フィルムカメラの場合、一眼レフの高級機なら多重露光は必ず付いている機能。ただし、モータードライブ内蔵ではない、手動巻き上げ式の古いカメラになると、多重露光の設定方法は大きく異なります。

 
  • 最新デジカメ情報「WeeklyPickup」
  • 安心の5年保証「ネットショップ」
  • フォトコンテスト365日開催中
DVDダビング・ビデオダビングならカメラのキタムラにお任せ
DVDダビング・ビデオダビングならカメラのキタムラにお任せ
カメラのキタムラ スマホ・タブレット買取
カメラのキタムラ スマホ・タブレット買取
写真がもっと好きになるShaSha
カメラと写真のコラムサイト
キタムラの運動会
運動会の上手な撮り方・残し方
フォトレッスン
シーン別の撮影テクニック集

あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。

  1. デジカメ・デジタルカメラのキタムラTOP
  2. 写真講座/コラム・ギャラリー
  3. 写真何でも情報・EXPRESS
  4. 2008年
  5. Vol.478
プリントサービス »
写真プリント
フォトブック
ポストカード
年賀状・喪中はがき
思い出レスキュー
カレンダー
フォトグッズ
証明写真
プリントからプリント
写真修復サービス
写真の加工
その他サービス情報 »
スマホト.jp
写真スタジオK
渋谷写真スタジオK
こども写真館スタジオマリオ
七五三撮影
Tカードのご案内
ケータイサイトのご案内
メールマガジンの登録・解除
クーポンのご案内
キタムラ×twitter
コラボレーション企画一覧
ショッピング情報 »
ネットショップ
プリントバイヤーのオススメ
カメラバイヤーのイチオシ!
キタムラニュース
WeeklyPickup
キタムラの福袋
デジタルカメラグランプリ
キャンペーン »
キャンペーン一覧
トピックス »
重要なお知らせ
弊社の名前を騙った悪質サイトにご注意ください
更新情報
キタムラのCM »
CMギャラリー
コラム・ギャラリー »
修理人たぐちの徒然日記
わーちゃんのゆるゆるり
種清豊のフォトコラム
ママカメラマン山ちゃんの写真教室
写真何でも情報
キタムラの運動会
フォトレッスン
デジカメきほん塾
デジタルフォト三昧
写真教室
フォトライフ四季
フォトギャラリーキタムラ
フォトカルチャー倶楽部
フォトコンテスト »
コンテスト情報
入賞作品ギャラリー
フォトコンカレンダー
店舗ブログ »
カメラのキタムラ
スタジオマリオ
店舗検索 »
店舗検索
ネット会員 »
ネット会員登録
ネット会員変更
ネット会員削除
パスワードをお忘れの方
サイトマップ »
サイトのご利用について »

このページの先頭へ

デジカメプリントフォトブックデジカメ写真館は カメラのキタムラ