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2008.06.06

【フォーカス・テクニック応用編】
動くものを撮るために必要なピント合わせの技法

写真撮影では、いつも必ず止まっているものだけを撮るとは限らず、動いている被写体を狙うことも、実際にはよくあるものです。このときに、最もテクニックが必要になるのが、レンズのピント合わせ。AFでもMFでも、止まっているものを撮る場合とは違う、正確でスピーディーな操作が要求されます。今回は、初心者クラスから一歩進んだ応用編として、動くものを撮る場合に知っておきたい、ピント合わせの技法を解説します。

動体撮影のピント技術

動くものを撮る場合のピント合わせには、大別して2つのテクニックがあり、これらを使い分けます。あらかじめ定点にピントを合わせて動体を待ち伏せする「置きピン」と、動体を追ってピントを合わせ続ける「ピン送り」です。この両テクニックは、鉄道写真を撮った経験がある方なら、誰でも普通に知っているレベルの基礎知識で、既にご存知の方も多いかと思います。しかし、鉄道以外にも、いろいろな被写体の撮影で応用が効くので、鉄道ファンではなくても撮り方だけは知っておくと便利。風景や人物など、動かない、あるいは指示を聞いてくれる被写体しか撮ったことがない方も、この機会に動体撮影にもチャレンジしてみてください。なお、これらの動体撮影の技法は、マニュアルフォーカスしかなかった時代から確立されているので、ここでは、MFとAFそれぞれの場合で説明します。

置きピンの方法

動く被写体が画面内に出現する前に、あらかじめ、「ここに来たら撮る」という位置を決めておいて、そこにピントを合わせておきます。鉄道写真の場合では、物理的にレールの上しか列車が通らないことはわかっているので、特定の枕木や電柱などにピントを合わせておいて、その位置に列車の先頭が到達した瞬間にシャッターが切れるように、タイミングを合わせて撮影します。構図も重視して動体を撮りたい場合に向く、ピントの合わせ方です。動くものは、何でもコンティニュアスAFで撮るものだという先入観を持たれやすいですが、1枚だけしか撮る余裕がない場合は、置きピンにして確実にタイミングを合わせたほうが撮りやすいこともあります。ピン送りと、どちらが良いかは、個々のケースで判断してください。

【MFの場合】

ファインダーのマット面を使って、まず、自分で決めた特定ポイントにピントを合わせておきます。AFのフォーカスロックは、シャッターボタンの半押しを続けていないと解除されてしまいますが、MFに切り替えておけば、レンズのピントリングに触れない限り、ピント位置は維持できます。置きピンで撮る場合は、MFに切り替えるのも、一つのテクニックです。シャッターボタンの操作とシャッター幕の走行には、ほんのわずかにタイムラグがあるので、撮影するときは、合焦ポイントに被写体が到達するよりも、一瞬だけ早めにシャッターを切ります。ファインダーで動体のピントを確認した後からシャッターを切ると、ピントが後ろにズレてしまうのでご注意を。実際には、場数を踏んで練習し、適切なタイミングで撮影できるように、操作に慣れて感覚を鍛えてください。

【AFの場合】

AFでも同様に、特定ポイントにピントを合わせておくことはできますが、AFフレームの位置を適切に選び、なおかつ動体の撮影が完了するまで、フォーカスロック状態を決して途切れることなく維持するのが、置きピンにするための必要条件です。このとき、AFモードはシングル(ワンショット)に手動操作で設定。コンティニュアスAFでは、置きピンになりません。実際に動体を撮影するときは、フォーカスロックした状態から、そのままシャッターボタンを押し込みます。待機中にシャッターボタン半押しを解除してしまうと、画面内に出現した動体に、AFが惑わされることがあるので要注意。一旦こうなるとピンボケで写ればまだ良いほうで、最悪の場合、AFが迷い続けてシャッターがまったく切れないこともあります。シングルAFはフォーカス優先(ピントが合ったことを確認してシャッターをレリーズする)なので、いつまでもピントが合わないと撮影の機会そのものを逸することさえあるのです。なお、測光が分割系のモードになっていると、置きピンしたところに自動AEロックがかかるので、逆光などの場合は、あらかじめマニュアル露出モードに切り替えて、適切に露出値を設定しておく必要があります。このように置きピンの場合、AFと自動露出のほうが、かえって面倒くさくなる場合があるので、こうした撮り方が多いカメラユーザーは、必然的に、MFとマニュアル露出を選ぶ状況が増えます。

ピン送りの方法

動く被写体を画面内に収めてから、その動きに合わせてピントを合わせ続けます。実際には、レンズの向きも動かしながら画面全体で被写体を追うため、ファインダーの隅々を常時確認することは難しく、構図に凝った撮影はできませんが、狙った被写体だけを、連続して大量に撮影したい場合に向いています。鉄道写真では、通過する列車を線路脇から狙って、その駆け抜ける様子をアップで、なおかつ、なるべく数多くのコマ数を稼いで撮影したい場合などに選ぶ撮り方です。フィルムカメラの場合は、高速モータードライブの併用が前提。低速巻き上げや、手動巻き上げでの、ピン送り撮影は至難の業です。デジタルカメラでは、連写性能が飛躍的に向上したほか、フィルムをケチる必要さえないので、昔よりピン送り撮影がしやすくなりました。動体の連写は、初心者の方でも気軽に、写真撮影の楽しさを味わえる絶好のチャンス。しかし、1枚しか撮る余裕がない場合は、ピン送りするよりも置きピンにしたほうが、写真としては、フォーカスとタイミングのいずれにも良好な結果が得られるでしょう。実際にピン送りで撮影するときは、動体が画面に入った瞬間からシャッターボタンを押し込んで連続撮影し、撮影をストップするまで、ピント合わせに集中するような操作手順になります。

【MFの場合】

MFでのピン送りは、非常に高度なテクニックです。レンズのピントリングにある距離目盛りを見ると、遠距離部分では数字の刻みが大ざっぱですが、近距離部分では数字の刻みが細かくなって、同じ回転角でも距離の感覚が変化。被写体が接近するに従って、ピントリングを操作する幅が、だんだんと大きくなっていきます。ファインダーを覗いているときに距離目盛りは読めないので、MFでは指先の感覚だけを頼りにピントリングを操作しなくてはなりません。しかも、動くものを狙うので、いちいち操作を迷っている時間もないのです。現実的には、MFで精度の高いピン送り撮影はできませんから、絞りの効果も利用して、被写界深度の範囲内にピントが収まるように、ピントリングの操作を続けるといった撮り方になるでしょう。MFの場合、鉄道写真では1コマ目を置きピンで撮ったあと、続いてピン送りへと、自分自身の意識を変えて操作することも可能。マニュアル操作には、カメラの設定をやり直す手間がないので、ファインダーから目を離さずに、あらゆる状況にユーザーの意思だけで対応できるのです。また、MFであれば、マット面のどこであってもピント合わせができるので、フォーカス操作に慣れておけば、被写体の不規則な動きにも対応しやすいという強みがあります。

【AFの場合】

AFモードをコンティニュアスAFに切り替えて撮影すると、自動的にピン送りになります。この場合、露出も自動で問題ありません。デジタルカメラの場合は、連写性能がフィルムカメラよりも良いので、AFでのピン送り撮影が、やりやすくなっています。また、コンティニュアスAFでは、シャッターユニットの動作開始後(ミラーアップ中で測距できない時間)に被写体が動く分を、カメラ任せで自動的にピント補正できるという動体予測機能が適用されるので、現行機種のピン送りは、非常に高精度です。ピン送りに関しては、通常はMFよりAFで撮影したほうがピントはよく合います。しかし、ファインダー内のAFフレーム部分でしか、動く被写体を追跡できないので、どうしても被写体が中央部にある構図となってしまう点が、問題といえば問題でしょう。なお、鉄道写真の場合、列車の接近に従って画面内の見かけのサイズが大きくなるので、フレームアウトしないように車両全体を撮るには、動きに合わせてズームを広角側に引いていく必要があります。ピントが自動になる代わりに、ズームの操作に意識を集中するのが、動く被写体をAFのピン送りで、より的確に撮影する秘訣と言えそうです。

 
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