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写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー

※掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、ページ公開日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

2009.12.18

【買い替えのポイント】
新しいデジカメを選ぶときに注目したい搭載機能

「そろそろデジカメを買い換えるタイミングかも?」と思ったら、その次は、いまが買いどきの新製品があるかどうか、機能や価格の面からも検討してみましょう。現在発売されている主な最新機種と、年式が古い機種の間には、典型的な機能の違いが見られますので、これまで使い続けてきたデジカメについて、当てはまるところがないか、以下の注目ポイントを確かめてみてください。1つ以上、明らかに気になる部分があれば、買い替えどきです。最新機種であれば、これらの問題点は、すべて解決されています。

確認したいポイント

まずは、購入を考えているデジカメの機能が詳しくわかる、製品カタログなどを入手しましょう。その上で、お手持ちの機種と比較して、搭載機能にどれくらいの違いがあるか調べます。より正確に機能を理解するコツは、機能説明の文章だけではなくて、「仕様」の項目に書かれている情報を、直に読むことです。

有効画素数

デジカメ選びの際に、カメラ歴の長さがどうであれ、誰もが関心を持つような、最もわかりやすい指標は、やはり有効画素数でしょう。現行機種の有効画素数は、最低でも1000万画素以上が普通になっています。逆に、有効画素数が少なくて、値段が手頃な機種を探すほうが難しいくらいです。有効画素数は、あまり多すぎると、1コマ撮るごとにメモリーカードの空き容量を食うので、より大容量のカードを買う必要が出てきて、コスト負担が増します。これまで、有効500万画素程度の機種を使っていた方の場合、最新機種では必然的にカード容量の消費が速くなるので、カードも買い増しが必要になるかもしれません。ところで、有効画素数が多い機種では、実際の記録画素数を下げて使うことが可能ですが、この場合は、搭載された画像センサー(CCDなど)の余力を利用して、デジタルズームの倍率を稼げます(コンパクトデジカメの場合)。光学ズームレンズの倍率があまり高くない機種でも、有効画素数さえ多ければデジタルズームの併用で、高倍率の望遠効果を得ることができますから、実際に撮るときの状況を考えて、デジカメの有効画素数を検討してください。

タイムラグ

電源を入れてから、カメラがシャッターボタンなどの操作を受け付けるようになるまでの起動時間、そして、シャッターボタンを押してから、本当にシャッターが切れるまでの誤差時間などが「タイムラグ」。古いデジカメでは、このタイムラグが長くて、イライラさせられたり、被写体を撮り逃がすこともあります。そんな場合は、迷わずに最新機種への買い替えをおすすめします。

手ブレ「補正」機能

本当に、物理的な「補正」をしている手ブレ補正機能とは、「レンズシフト方式(光学式)」と、「画像センサー(CCDまたはCMOS)シフト方式」のどちらかを指します。少し古い機種の場合は、手ブレ「軽減」機能のみ(あくまで軽減であって補正ではない)という例が多いので、その場合、確実にブレを抑えるなら、買い替えが必要です。ちなみに、手ブレ「軽減」機能とは、光が弱い場所で自動的にISO感度を高く設定し、用が済んだら自動的に、感度設定を元に戻すというはたらきのもの。これはプログラムAEのシャッター速度を、常に速めにセットしているだけですが、ISO感度と露出設定の解除忘れを防ぐ効果もあります。何でもかんでも高感度で撮ると、ブレはなくても、画面にノイズが入る場合があるので、デジカメの感度設定は、状況に応じて適切に選ぶのが、キレイに写すコツなのです。

高感度ノイズ

デジカメは、新機種になるほど、設定可能な最高感度が上昇しています。また、同じISO感度に設定して撮った場合でも、より新しい機種のほうが、画面にノイズが少なく、より鮮明な画像として撮影できます。

連写性能

デジタルカメラの場合は、1秒間に何コマ撮れるかだけでなく、そのスピードを保って、合計何コマまで撮り続けられるかという、連写の持続性能も重視します。この性能は、画像処理エンジン(画像データを演算処理する部品)が新しい機種のほうが有利。最新型では、連写できるコマ数が多く、またメモリーカードへのデータ書き込みで、次の撮影操作を待たされる時間も、極めて短くなっています。

液晶モニターの見やすさ

昼間、晴れた屋外で撮影するときに、液晶モニター上の画像が、はっきり見えるかどうかが確認のポイント。古い機種では、周囲の明るさに影響されて、液晶に何が映っているのかわからないことがあるので、もし、そのような場合は、買い替えで改善できます。なお、現行機種の液晶モニターは、2.7型か、3.0型が多くなっていますから、モニターが2.0型以下で、小さくて表示が見えにくいなどの不満がある場合も、買い替えどきでしょう。それから、最新型のデジカメでは、液晶モニターを真正面ではなく、斜めから覗いた場合でも、ほとんど支障なく画面表示が見えるようになっています。最近になって新発売された機種では、ひところよりは可動式モニターが多くない理由も同様で、斜めから見ても実用に耐えるので、モニター部分をあまり動かす必要がないのです。

メモリーカードの種類

画像データの記録に使うメモリーカードは、コンパクトデジカメでも、デジタル一眼レフでも、一般消費者向けの普及機に限れば、大半がSD系メモリーカード対応となりました。そして、現行機種のSDカード採用機は、すべて、大容量のSDHC規格にも対応しています。古い機種では、SD対応でも、SDHC規格のカードが使えませんが、それらはカメラ本体の性能的に考えても、現役引退の時期を迎えているとみられます。なお、CF(コンパクトフラッシュ)カードを使う機種は、一眼レフの中級機だけになりました。フラッグシップ機では、カードスロットが2つあって、SD系カードも使えるので、実質的には、SD系カードに統一される傾向にあると言えます。ただし、ソニーのコンパクト機では、独自のメモリースティック系カードを採用しているので、買い替えの際は、お手持ちの機種との互換性を確認してください。

(次回に続きます)

 
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