写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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2010.09.24
カメラのキタムラの店舗では、1枚1枚の写真プリントを整理するために使う、写真用アルバムを販売しています。そのアルバムは、大きく分けて2タイプ。写真の出し入れが自由にできるポケットアルバムと、台紙に貼り付けた上にビニールシートをかぶせる、フリーアルバムの2種類があり、目的に応じて使い分けることができます。今回は、フリーアルバムのほうに注目して、このタイプならではのユニークな使い方をご紹介しましょう。
フリーアルバムは、基本的には、写真プリントを貼って整理するためにあるのですが、それをどのように使うか? ということは、ユーザーの皆さんそれぞれの自由です。つまり、写真のプリントだけを貼っても、それ以外の写真ではないものを貼っても良いということ。フリーアルバムは、ポケット式のアルバムとは違って、収納する写真プリントの印画紙サイズや、タテ位置・ヨコ位置の違いには、まったく影響を受けないので、1ページの全体寸法から中味がハミ出さない限り、平面的なものなら、何でも貼ることができます。この特徴を利用すると、写真を整理するとき、一緒に写真プリント以外のものを組み合わせて、思い出を演出・脚色することも可能です。
夏休みに、どこかへ旅行へ行った方は、ぜひお試しを。ちなみに、アルバムの台紙が足らなくなってしまった場合は、台紙だけの商品も、別売りにてご用意していますので、お近くのキタムラ店頭でお買い求めの上、アルバムに補充すれば大丈夫です。
旅行に行くと、写真を撮る以外にも、いろいろと記念になる品物が、訪問した場所ごとに手に入るものです。読者の皆さんの場合も、次のようなものを、しっかり旅先から持ち帰っているのではないでしょうか?
こういった小物は、そのまま放置しておくと、いつの間にか、どこかへ消えてなくなってしまうので、自分のカメラで撮った写真のプリントと一緒に、アルバムに貼って、整理しておきましょう。こうすれば、遠い将来になってから、そのアルバムを再び眺めたときにも、どこで何を撮った写真なのか、記憶の糸をたどって、鮮やかに思い出すことができます。以下のような思い出の品がないかどうか、探してみてください。
JR線の長距離切符は、下車した駅で改札を出るときに、係員に申し出れば、記念にもらえる場合があります。全部の切符を無条件でもらえるわけではなくて、基本的には、乗車券だけになると思いますが、自分で使った切符があれば、旅の良い記念になるでしょう。ただし、特急券や指定券など、種類の違う切符と一体化した乗車券の場合は、その切符はもらえないこともあります。ちなみに、切符を入手するには、裏ワザも。書店で売っている雑誌の「時刻表」を参照して、自分で乗車券の運賃を計算し、本当の下車駅と、その先の駅までの営業キロ数を比べたとき、もし同じ金額になるようであれば、先の駅までの乗車券を買って、本当の下車駅で改札を出るときは、「途中下車」として申し出ます。そして、途中下車したままで再び乗車しなければ、切符はもらえることになります(途中下車ができる距離の場合)。飛行機の場合は、空港で座席指定を受けた後、飛行機の中に乗り込むときに受け取る搭乗券をとっておけば、記念になりますね。
長距離列車で旅行すると、駅のホームや、車内販売などで、食事どきに駅弁を買う機会があります。その駅弁には弁当箱の包み紙が付いていますが、包み紙の絵柄は、売られている駅や、弁当の種類ごとに個性があるので、捨てずに持ち帰れば、その駅を経由した記念になります(弁当箱は捨てて構いません)。弁当の包みを開けたら、煮汁やご飯粒が付いてしまう前に、その包み紙だけ、先にしまっておくのが、きれいに保存するコツです。ついでに、弁当の中味の写真もデジカメで撮っておくと、包み紙と合わせて、駅弁の思い出を残すことができます。
各地の観光施設では、その入場券売り場などに、記念スタンプを置いているところがあります。その記念スタンプも、用紙を持参して、しっかりと鮮明に押しておけば、思い出の品として使えます。普通、そのような記念スタンプは、そこで配布されているパンフレットや、入場券の裏面などの空白を使って、押すようになっていることが多いのですが、記念品として残すには、別の方法がおすすめ。まず、旅行に出かける前に、白い無地の上質紙を使っている、ちょっと大きめのメモ用紙を1冊、文房具店で購入しておき、それを持っていきます。そして、記念スタンプがあったら、そのメモ用紙に押すようにします。こうすると、パンフレット用の光沢がある紙よりも、上質紙のほうがインクの吸水性が良いので、スタンプの絵柄を、きれいに写し取ることができるのです。インクの付きが悪くて、絵柄がかすれ、上手に押せない場合もありますが、メモ用紙なら、もし押印に失敗しても、何度でもやり直しが効くので大丈夫。そして、メモ用紙は、1枚ずつ後で切り離すことができるので、うまく押せた分の記念スタンプだけ、保存しておくことができます。
旅先にある博物館や、郷土資料館、遊園地、動物園、水族館、植物園、その他の名所旧跡、そして、ロープウェーや、ケーブルカー、遊覧船など、観光地にある、いろいろな施設のチケットには、それぞれに特徴的な写真やイラストがデザインされています。それらは、利用時に券の端を切るか、検印を押すだけなので、半券が残ります。それを、捨てないで持って帰れば、そのまま記念品に。「たしかにいってきました」という証拠ですから、これも保存しておきましょう。撮った写真を、わざわざ自分でコメントまで書いて整理するのは、どうにも面倒だという方は、このように、遊びに行った場所がわかるような記念品を、写真と一緒にまとめておけば、自分でコメントを考える手間が省けます。
博物館などの展示施設や、ホテル・旅館などには、案内のパンフレットを置いてあり、普通は、無料で自由に持ち帰って良いことになっています。せっかくなので、こうしたパンフレット類も、記念にもらっておきましょう。同じ場所に、もう一度、行ってみたい場合や、友人にみやげ話をするときには、このような資料があると役に立ちます。3つに折り畳んであるパンフレットの場合は、アルバムに貼るとき、フリー台紙の内側に入れるのではなく、写真にかぶせたビニールシートの上か、あるいは表紙の内側の空きスペースなどに、セロハンテープで片側だけとめておいたほうが、見やすいかもしれません。
宿泊したホテルや旅館、そして、昼食で立ち寄った店などで、その店の名前が入った割り箸袋があったら、記念にもらっておくのも良いでしょう。月日が経つと、泊まった宿の名前や、食事した店の名前などは、忘れてしまうことが多いのですが、こういったものも、とっておくと思い出になります。
ホテルや旅館の夕食が、本格的な和食の懐石料理か、洋食のコース料理だったら、料理の内容を出てくる順番に書いた「お品書き」の小さなしおりが、用意されていることがあります。そのお品書きは、その席だけのコース料理の説明なので、もらって良いものですから、記念品にしましょう。お品書き一つとっても、おもてなしとして、かなり凝った作り方をしているホテルや旅館もあり、それを眺めることでも、食事の楽しみが深まるものです。
ちなみに、コース料理の食事中に、出てきた料理の写真を撮りたい場合は、テーブルマナーとして節度のある範囲にとどめ、食事を忘れてまで、撮影に熱中しすぎないようにしましょう。ただし、それぞれの部屋で夕食をとる旅館の場合なら、周囲には気がねなく、食事中の写真も撮れます。(食事を中断して料理の写真を撮るのが、テーブルマナー的にどうなのか? ということは、そもそも、そういった前提がテーブルマナーにはないので、よくはわかりません。しかし、ドレスコードがあるようなレストランで、食べながら料理の写真を撮っている人は、おそらく誰もいないであろうと思われます。)
もし、旅先で、雨ばかり降ってしまって、あまり良い景色を眺めることができなかった場合は、どうしますか? そんなときは、みやげ物店に立ち寄って、絵葉書を購入しておくと、アルバムを整理するとき、参考資料として活用することができます。絵葉書の写真には、その観光地で、最も天気が良かった場合の景色が写っているので、それがあれば、「晴れたらこのような景色が見えるはずでした」ということで、天気が悪いときの様子と比較できます。
どこの観光地でも、絵葉書は、1枚ずつのバラ売りと、何枚かを組み合わせた、お得なセット売りの2種類があるはずです。その中から、気に入った絵葉書を買って、自分で撮った雨の日の記念写真と一緒に保存しておけば、一応、どんな場所に行ってきたのかということだけはわかります。高原や山間部の場合、雨や霧のときは、視界がわずか数メートルだけで、地名が書かれた看板以外、何も見えないことさえあるので、まったく景色が見えないときは、みやげ物店に立ち寄って、絵葉書などを探しておきましょう。自分で天気の良い景色を撮るのは、また次の機会にということで。
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。