写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1997年1月1日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
蔵王と言いますと「山形県」の名前が浮かびますが、蔵王国定公園は宮城県にも広くわたり、宮城蔵王と呼ばれています。いずれの蔵王も冬季には樹氷が山々を見事に飾ってくれます。写真撮影とスキーを楽しむ行動派にとっては、うってつけの場所といえるでしょう。
氷雪を表現するには、静けさ、寂寥感に対して広々とした景気の雄大感を想像させますが、樹氷はその両面を持ち、時としてパワフルなイメージを与えてくれます。これらの表情を「どのように活かすか」が撮影のポイントとなりそうです。
また、氷雪の景色の撮り方には雪や氷を灰色にさせない、雪肌を飛ばさないといったいくつかの基本的事項はありますが、これだけにこだわらず、一つ自由にパワフルな面を引き出してもらいたいものです。
また、スキー場が開設されていることで、交通アクセスも確保されており、さほどつらい思いをせずに撮影場所まで行けることも魅力の一つです。体力に自信はないが「冬山の撮影に挑戦したい」人にもうってつけです。
近くには温泉もあって、撮影で、スキーで冷えた体を温めてくれます。アフターフォト、アフタースキーには温泉と、ちょっとぜいたくなツアーと言えるかもしれませんね。
また、蔵王連山を眺めるには絶好のロケーションである、宮城蔵王えぼしスキー場では平成9年1月18日(土曜日)には雪の夜景を彩る花火大会が行われます。トーチを持ってゲレンデをスキーヤーが滑る上に、大輪が咲く景気を思い浮かべると、写欲が湧きませんか。宿泊施設も整っていますから、ちょっと寒いのを我慢するだけで傑作が撮れそうですね。
周辺の観光としては「みやぎ蔵王こけし館」また「こけしの里」では工房の見学も可能です。自然派には「観察センターことりはうす」で蔵王の自然や四季の野鳥をテーマに楽しめます。
=インターネット使い発信-国土庁=
国土庁と高知県は二十七日、半島地域の情報化を進める実験プロジェクトとして、「デジタルビレッジ」ウイークを一九九七年三月十九日から四日間、高知県幡多半島で開くことを決めました。デジタルカメラで参加者が四万十川の自然や足摺岬沖のホエールウオッチングなどを撮影し、インターネットで情報発信するキャンプなどを行います。
キャンプの参加者は、全国から高校生など十五人を今後募集。参加者は期間中、幡多半島の各地(中村市など三市二町一村)を巡り、四万十川の自然や野鳥観察、ホエールウオッチングなどの様子をカメラに収め、ホームページをつくります。
また、同地域と東大、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミーなど三カ所をインターネットで結び、一つのコンピューターグラフィックスを同時に製作する実験なども行う予定です。
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。