写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1997年1月17日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
秋田県と青森県の県境の山中に位置する十和田湖は、湖面の海抜が 401メートル、面積約60平方キロメートルあり、「十和田八幡平(はちまんたい)国立公園」の中心をなして四季おりおりに大きく様変りする姿を見せてくれます。また火山の大爆発によってできたカルデラ湖であり、砂浜が極端に少ない湖です。さらに歴史的には魚がすまないとされた十和田湖に和井内貞行が北海道の支笏湖からヒメマスを移して養殖に成功したことが有名ですね。ちなみに『十和田』の名称はアイヌ語のト・ワタラ(岩の多い湖)に由来しています。それだけにカルデラ湖特有の深みのある景色を見せてくれます。
新緑、紅葉と春から秋に掛けて風光明媚な十和田湖も冬季は、積雪のために各所で交通が遮断されて交通も限られた道路になり、湖での観光遊覧船も欠航して北国の厳しさをみせてくれます。撮影ポイントは十和田湖とその周辺の雪景色、湖面の自然現象にあります。厳寒の湖だけに通常では見られない現象を演出してくれます。
2月10~11日(土~日曜日)には鹿角市(かずの)大湯温泉では、『雪まつり』が催されますが、主に地元の子供を対象にしていることもあって、雪像も5~6体程度で、小さな小さな祭りです。しかし『かまくら』も作られますので、撮影には適しているとも言えます。
同じ期間で、少し離れますが、大館市ではアメッコ市がたちます。飴の露店が 100ほど並びますので、 雪中の露店撮影もまた格別な被写体となるのではないでしょうか。
さらに2月22~23日は冬季国体がありますので、一流の選手が競うウィンタースポーツの撮影にはもってこいでしょう。但し、宿の確保が難しいことは覚悟しておいて下さい。
【十和田湖(休屋)交通アクセス】
盛岡駅からバス2時間15分
JR花輪線南十和田駅からバス随時あり
【情報・宿泊問合せ】
十和田湖・大湯温泉雪まつり=秋田十和田八幡平観光協会 電話0186-23-2019
大館市アメッコ市=大館市観光案内所 電話0186-42-4360
秋田県には「十和田八幡平」「男鹿半島」「田沢・角館」「鳥海」など春夏秋冬、四季折々に自然に恵まれた彩り、表情を持つ景観に加え、「竿燈」「なまはげ」「かまくら」といった伝統行事も数多くあります。さらに「きりたんぽ」などの郷土料理が今も活発に息づいています。こうした風土、伝統、自然の“秋田の暮らし”写真コンテストを県が実施しています。
[賞]グランプリ=1点秋田県知事賞(賞金70万円ほか) 特選=3点秋田県知事賞(賞金30万円ほか) 準特選=20点秋田県知事賞(賞金5万円ほか) 入選= 200点秋田県知事賞(賞金1万円ほか)
[応募締切り]平成9年6月30日
[問い合わせ]秋田県観光課 電話0188-60-2265
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