写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1997年1月24日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
霧氷を撮影して、冬山を観察し、おまけにスキーをしてから温泉で温まりたい。しかも重装備ではなく、気軽に楽しみたい。こんな盛沢山なことができる場所は全国では数が限られることでしょう。実現してくれるのが阿蘇と別府の間にある大分県九重町です。この地区は「阿蘇くじゅう国立公園」にあって、冬季だけでなく春夏秋冬、いたるところが撮影ポイントになります。
霧氷は別府阿蘇有料道路(やまなみハイフェイ)の九重登山口のひとつである牧ノ戸峠バス停留所から登山道を30分ほど登ると霧氷が見られます。とは言いましても東北、北海道のように終日見られる状態にはありません。撮影はほとんど温度が上がらない早朝に限られます。
また、バス停付近に駐車場がありますので、歩く距離はたいしことはありません。但し、気軽にといってもそこはやはり冬山ですから、春のハイキングのようなわけにはいきません。氷や雪で滑りやすくなっていますので、足下だけはしっかりした登山用の靴は用意して下さい。
霧氷、冬山を撮影してからスキーを楽しみたい人には昨年末、開業したばかりの九重スキー場があります。牧ノ戸峠バス停留所から熊本より瀬ノ本高原、あるいは別府よりの長者原へ行き、このいずれからも20~30分で行ける距離にあります。さらに地表から噴気や熱湯、熱泥が吹き出す『小松地獄』、日本で最大級の『地熱発電所』(見学は無料ですが、予約が必要)もスキー場のそばにあります。
スキー場から一番近い温泉が「打たせ湯」で有名な『筋湯温泉』です。流れ落ちる温泉に背中を打たせて見ていはいかがでしょう。その日の疲れが一時に解消されることでしょう。
なお、2月7(金)~9日(日)までは九重町飯田(ハンダ)高原長者原では'97 九州ウィンターフェスティバル『氷の祭典』が催されます。氷で作った動物や様々な雪像が飾られ、被写体としても魅力があります。
(写真は、氷の祭典風景です。)
【九重町牧ノ戸峠への交通アクセス】
博多駅→九重I.C.高速バス1時間47分→牧ノ戸峠定期バス1時間10分
別府駅→牧ノ戸峠定期バス2時間10分
豊後森駅→牧ノ戸峠定期バス1時間28分
【観光情報問合せ】
九重町商工観光課 09737-6-3150 『氷の祭典』も同じ
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