写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1997年2月8日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
広島県三次地方は、山陽と山陰を結ぶ要衝の地として、早くから文化が開けた地域で、貴重な文化財が数多く残っています。特に古墳は西日本でも有数の密集地として知られています。3000基あまりの古墳が集中しています。広域的に保存されている『みよし風土記の丘』には史跡浄楽寺、重要文化財旧真野家住宅、復元された古代住居があったり、古墳、石室などが点在しています。歴史を偲びながら静かな冬のたたずまいを撮影してはいかがでしょう。また、土器、石器、古代の人々のくらしを探る広島県立歴史民族資料館もありますので、家族で訪ねるのも一案でしょう。
三次市周辺はこの『みよし風土記の丘』のほかにも歴史の重みを感じさせる史跡が多くあります。城跡をみても、高杉城跡、新宮城跡、比叡尾山城跡、旗返山城跡、比熊山城跡、八幡山城跡が挙げられます。これらの城はそれぞれに『いわれ』が隠されており、例えば、高杉城は、毛利氏と尼子氏とが激しく対立していた時に、尼子側に味方し6000余りの毛利元就の軍勢に破れ、落城した経緯があります。戦国時代の下克上を忍びながらシャッターを押すのも一考でしょう。
また、こうした地方だけに、平安時代に編集された「延喜式」の神名帳にも記載されている知波夜比古神社や志幸八幡社などの建物もあります。
なお、2月22日(土) 10:00~12:00 は、「こふんの森…野鳥の観察…」が催されますので、鳥の名前や習性を聞いて、鳥の撮影に役立ててみるのもよいのではないでしょうか。
【みよし風土記の丘への交通アクセス】
JR芸備線三次駅からタクシー15分
JR芸備線三次駅からバス風土記の丘下車20分
車では中国自動車道三次イタンーから10分
歴史民族資料館は月曜日が休館日
【問合せ】
三次市商工観光課 0824-62-6171
広島県立歴史民族資料館 0824-66-2881
(野鳥観察の問合せは民族資料館へ)
写真は、みよし風土記の丘
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