写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1997年3月15日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
1月中旬に紹介しましたが、丹頂鶴のプロポーズシーンが現在、盛んに行われていますので再度、尋ねてみました。
水温む春とはいえ、北海道の寒さはまだまだ続いています。しかし、動物たちは寒気が厳しくとも、徐々に春が来たことを体で感じているようです。無論、丹頂鶴の求愛のダンスも春を告げる行動のひとつです。時にはいっせいに数羽が踊りだすときもありますが、雪原を舞うプロポーズシーンが始まると、地元では「春が近いことを知る」とも言われています。
純白の羽毛に、喉、風切羽の一部と足が黒く、頭の頂きは鮮やかな赤。かつて日本各地で見られてと言われていますが、現在では、釧路、根室地方だけに限られています。
スラリとした美しい容姿はあくまでも気高く、優雅で古来から「縁起の良い鳥」として親しまれてきました。
撮影の場所は、給餌場になります。
阿寒町のタンチョウ観察センター、釧路市の丹頂鶴自然公園、鶴居村のつるいサンクチュアリの3カ所が適しています。
撮影は給餌場だけに限りません。朝もやの中に、雪原に点々と浮かんでくる丹頂鶴も見逃したくないシーンと言えます。もやが漂う中では白い丹頂鶴も灰色がかって見えますが、これもまた自然の厳しさに生きる、優雅さとは違った撮影ができるでしょう。
丹頂鶴だけではなく、エゾシカ、エゾリスなどの動物を撮影するチャンスもあります。その年によって異なるようですが、この時期は春が近いこともあって、厳冬期よりも可能性が高そうです。
釧路町(釧路市の東隣)に昆布森海岸があります。多数の漁業集落があり、沿岸一帯は海中トド岩、ローソク岩、たこ岩、帆かけ岩などと呼ばれる奇岩が点在し、冬の海を点描するには「モッテ来い」の場所です。
【情報・宿泊問合せ】
阿寒町役場観光課 電話0154-67-2505 鶴居村役場 電話0154-64-2111
釧路観光協会 電話0154-31-1993 釧路町役場 電話0154-62-2111
ヘール・ボップ彗星が肉眼でも確認されています。午前4時頃から北東方面の空を見上げてみて下さい。
あなたの大切なお写真の現像・保存・プリントは写真専門店カメラのキタムラにおまかせください。