写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1997年4月12日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
こんな謡をご存知ですか。
『お伊勢七度 熊野へ三度 お多賀さまへは月まいり お伊勢まいらばお多賀へまいれ お伊勢お多賀の子でござる』
滋賀県は日本最大の琵琶湖を有し、風光明媚な地です。
京都、伊勢といえば、誰でもが知っている伝統の町ですが、滋賀にはそれに勝る多くの歴史を抱えた県です。多賀町といっても「知らない」人がほとんどでしょう。地元では『お多賀さん』と呼ばれる多賀大社があります。この日本の国を生み、この世の秩序をはじめて成就した天照大御神(お伊勢さま)が生まれた地です。伊邪那岐神(いざなぎの神=男神さま)、伊邪那美神(いざなみの神=女の神さま)が日本の国の成就発展を祈って天照大御神をお生みになりました。
このような歴史を持つ多賀大社には多くの歳時記がありますが、4月22日古例大祭(多賀まつり)が催されます。鎌倉時代から続く豪華けんらんな祭り絵巻を繰りひろげてくれます。神輿、騎馬の渡御が絶好の被写体になることでしょう。
この多賀町は延命長寿、縁結びの神『お多賀さん』多賀大社を始め、大滝神社、胡宮神社、はるか王朝時代の気風を宿す阿弥陀如来像を擁する真如寺などが歴史を語りかけてくれます。さらに河内の風穴があります。石灰岩の洞窟は全長がはっきりしていませんが、その昔、犬を洞内に放ったところ、伊勢市に出たとも伝えられています。洞内は平均12度、ちょっとした探検気分が味わえます。このほか野鳥の森、おしどりの里、アストロパーク天究館(天文台)もあって、見所、撮り所がいっぱいある街です。
おまけに喉が渇いたらビール工場の見学、キリンビールの工場があって「一番搾り」で『ごくッ』なんていかがでしょう。
米原、彦根、多賀と続く近江路は、琵琶湖、国の名勝に指定されている青岸寺(米原)の築山式枯山水の庭園、彦根城、石田三成の居城跡佐和山、中山道の約2Kmに渡る宿場町古い家並み、そして多賀大社など当時偲ばせる歴史がいっぱいです。コトコトの表現がピッタリの近江鉄道も一度は乗ってみたい。
【多賀町への交通アクセス】
東海道新幹線米原からタクシー20分 JR彦根駅からバス20分 近江鉄道彦根駅→多賀駅下車 名神高速道路彦根I.Cから10分
【情報問合せ】
多賀町観光協会 0749-48-0240
多賀大社 0749-48-1101
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