写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1997年5月24日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
多くの人達が遊べる“綱引き”どちらにも勝たせたいですね。ましてお祭で吉凶を占うとなれば、お互い真剣にならざるを得ません。玄界灘に面し、東松浦半島の突端に位置する佐賀県呼子町。ここで毎年、“呼子大綱引”が6月の第一土、日曜日(今年は6月7~8日)に行なわれています。岡組と浜組に分かれて行なわれます。岡組が勝つとお米の豊作、浜組が勝つと大漁、あなたは岡派?それとも浜派?、いずれにも勝たせたい綱引きです。
大綱引は豊臣秀吉が名護屋城に陣を構えていた頃、将兵の式を鼓舞するために、加藤清正と福島正則の両陣営を分け、軍船のとも綱を使って引かせたことから始まったという伝統ある祭りです。以前は旧端午の節句に行なわれていましたが、現在は6月の第一土、日曜日になっています。直径12cm、長さ約400mの大綱をドラとヒヤの合図で引き合います。ちなみに勝敗を決するときの中心線を「ヒヤ」といいます。
この呼子町は伝説に富み、古くから玄界灘の避難港で知られています。日本三大伝説のひとつ、天の羽衣、浦島太郎そして美しくも悲しい佐用姫伝説が残っています。この佐用姫伝説のある加部島は、呼子大橋(斜張橋として有名、この橋を入れて撮る景観が素晴らしく、多くのカメラマンが訪れています)を渡って行きますが、見物場所が多くあります。
1)風の見える丘公園=プロペラ型風力発電装置の風車があり、ここからの玄界灘の眺望は最高です。
2)杉ノ原放牧場=広い草原に牛がノンビリと牧草を食んでいます。
3)松浦佐用姫像=夫を慕い、行く船の別れを惜しむ、袖を降っている姿が胸を打ちます。天童丘にあります。
4)佐用姫神社=夫と別れ、悲しんで石になったといわれる望夫石が祀られています。
5)田島神社=商売、交通の守護神。海から見た景観が素晴らしい。7月29、30日に島民全員が参加して行なわれる「みそぎ」古式ゆかしい。
6)太閤石=秀吉が使用したといわれています。
7)佐用姫海浜広場=小さな市場があり、名物のサザエのつぼやきで舌鼓もおつです。ちなみに玄界灘で育った海産物がおいしい。いかシューマイ、生干し(潮風にふかれている風景が写欲をそそります)様々なイカ料理、鯛茶漬などなど。
[呼子町への交通アクセス]
筑豊線唐津駅→徒歩5分→唐津大手口→バス約40分→呼子町
[問合せ]
呼子町企画商工観光課 0955-82-3011
呼子観光協会 0955-82-3426
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