写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1997年6月22日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
梅雨期は外へ撮影に行くのは億劫なものですが、雨に濡れてこそ映える花も多くあります。紫陽花(アジサイ)と菖蒲(アヤメ)が代表選手といえるでしょう。雨にけむる中での撮影はカメラが濡れないように注意しなければなりませんが、しっとりとした写真が得られた時にはまた格別の感慨があります。
伊豆の下田であじさい祭が6月末まで行われています。小高い丘の上にある下田城山公園、約10万坪に 300万輪もの紫陽花が咲き誇っています。公園からは下田港が見下ろせて、晴れた日、雨の日ともにそれぞれに美しい景色と風情を感じさせてくれます。7月1~6日の間、あじさい狩りも楽しめます。
また「あじさい祭」写真コンクールが実施されていますので、腕試しに応募してみてはいかがでしょう。募集の主旨は「ポスター、パンフレットに利用できる写真」を求めています。賞金は推薦1点の50,000円~佳作10点 5,000円まで特別賞として下岡蓮杖賞(30,000円)もあります。詳細は下田市観光協会(0558-22-1531)に連絡して下さい。
一方、伊豆長岡市では7月5~6日に「源氏あやめ祭」が行われます。あやめ御前の御霊を慰める祭で、武者行列、山車、芸者衆の神輿などが温泉街を練り歩きます。但し、あやめは盛期は過ぎています。念のため。
あやめ御前は伊豆長岡の生まれで、たとえようのない美貌であったと言われています。京に上って源頼政に見初められました。
「五月雨に 沼の石垣 水越えて いつれか あやめ 引きそわすらふ」
と、頼政が詠むと顔を赤らめたのがあやめ御前で、これがきっかけとなって結ばれたの逸話があります。ふたりは夫婦になったものの、頼政が平家との戦いで宇治川の露と消え、あやめ御前は故郷に帰って夫の菩提を弔いながら晩年を過ごした話が残っています。この美貌のあやめ御前を思い浮かべながら、祭に参加して温泉にひたるのも、梅雨の時期を過ごすのもオツではありませんか。
〔あじさい祭問合せ〕
下田市観光協会 0558-22-1531
〔下田市への交通アクセス〕
JR東海道線 熱海~伊豆急行~下田へ約1時間30分
下田城山公園へは下田駅からタクシーで5分
〔あやめ祭問合せ〕
伊豆長岡町観光商工課 0559-48-1413
〔伊豆長岡町への交通アクセス〕
JR東海道線 三島伊豆箱根鉄道~伊豆長岡へ約20分
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