写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1997年7月18日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
夏祭りが各地で盛んに行われていますが、大分県にも様々な行事が行われます。ところで、夏祭りの代表といえば、7月1~31日のロングランで行われている京都の祇園まつりでしょう。この〔祇園まつり〕の名称は各地に散在しています。その一つに日田市の祇園まつり(7月26~27日)かあります。また、大分には珍しい盆踊りにキツネ踊り(姫島、8月14~17日)、伝統と現代的なジャズとを組み合わせた庄内神楽(8月16日)なとがあります。国東半島の石仏の撮影を兼ねて、この夏は大分県を訪れるのも面白いのではないでしょうか。
日田市で三隈川、花月川、津江川の清流が合流する地域でもあり、その川沿いには撮影ポイントが多くあります。日田は水郷と呼ばれていますが、その清楚さはピカ一でしょう。また夏の夜を川面にかがり火が浮く鵜飼が行われ、屋形船での夕食を味わえるなど夏の風物詩にはこと欠きません。町人文化が栄え、小京都の名にふさわしい土地柄でもあります。
こんな町中に祇園の鉾が勢揃いします。天領の面影を濃く残す豆田町に鉾が入ると一段と風情が増します。4つ町内に分割されて行われますが、24日にはJR日田駅前に9基が集団顔見せが行われます。
周防灘に囲まれた姫島へは、国見町から船に乗って行きます。周囲17Kmの島ですが、古事記にも掲載されているほど、歴史の重みのある島です。姫島にまつわる7不思議を訪ねるのも一考でしょう。ちなみに7不思議の一部を紹介すると、〔浮田〕大昔、池に大蛇が棲んでいて、誤ってこの大蛇を埋めてしまったことから、この大蛇の怒りで田が揺れるそうです。〔浮洲〕沖合にある小さな洲に漁業の神様を祀っていますが、高潮や大シケでも海水につかることがないことで、この名があると言われています。
キツネ踊りは念仏踊りから発祥したとされ、その原形をとどめているのが「キツネ踊り」「銭太鼓踊り」「猿丸太夫踊り」「アヤ踊り」で、それぞそれが異なった踊りを見せてくれます。通常の盆踊りとはかなり雰囲気が違います。15~16日が最大の賑わいを見せます。
文献によりますと。安永7年(1778年)に神楽の奉納が行われた」の記録があります。神楽といいますと、何か厳粛で、堅苦しい感じを漂わせますが、庄内神楽は里神楽(庶民の神楽)と呼ばれ、テンポが早く、勇壮で、時としてユーモラスな舞が継がれていますので、子供も楽しめます。ミステリアス・ライブ・イン庄内と銘打たれ、神楽と現代音楽との共演もあり、ヤングの間にも人気がある神楽です。
〔日田への交通アクセス〕
JR博多駅→久大線直通の特急約1時間15分→日田駅
〔祇園祭り問合せ〕
日田観光協会 0973-22-2036 日田市経済部商工観光課 0973-23-3111
〔姫島への交通アクセス〕
JR日豊線宇佐駅→バス約15分→豊後高田→バス約1時間→伊美→船25分→姫島
〔盆踊り問合せ〕
姫島村 0978-87-2111
〔庄内への交通アクセス〕
JR日豊線大分駅→久大線各駅停車約50分→庄内駅
〔庄内神楽問合せ〕
庄内町企画商工課 0975-82-1111
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