写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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1997年9月13日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
北海道の秋は駆け足でやってきます。大雪山の玄関口である旭川市は9月中旬ともなりますと、高い山では紅葉が始まり、1日ごとに麓へ向かってくるのが分かるほどです。昼間の最高気温も20℃を割る日が多くなり、朝夕などはジャンバーがほしくなりますが、清々しさを強く感じさせる頃でもあります。
北海道第2の都市、旭川市は市内に彫刻が点在するアートの街です。彫刻美術館は国の重要文化財に指定されている旧旭川偕行社の白い洋風建築の中には、中原悌二郎の遺作も所蔵されています。また北海道の風物詩や自然を織り込んだ優佳良織(ゆーからおり)が展示されている優佳良織工芸館や国際染色美術館は是非、みたいところです。1年中、厳しい冬が体験でき、地下 18mにある雪と氷のファンタジックな世界が広がる雪の美術館も見逃せないひとつでしょう。これらの3美術館は旭川市内を一望できる高台にあります。
一方、嵐山自然公園、神居古潭(かむいこたん)もおすすめの景勝地です。 その神居古潭で9月23日(秋分の日)、第40回「こたんまつり」が催されます。神居古潭は昔、多くの舟が流れにのまれ、魔神の住むところといい伝えられています。ユーカラ(アイヌの叙事詩)によると、この地で英雄サマイクネカムイと魔神ニッネカムイが闘い、破れた魔神の首や胴体が岩となって川のなかに残っているそうです。 イナウ式はアイヌの伝統にしたがって、この地の神々に祈りを捧げ、交通の安全と人々の幸せを祈願する儀式です。火の神、山の神、川の神、部落の神、幸福の神など多くの神々に対して、カムイノミ(祈りを捧げること)を行い、そのカムイノミに使われたイナウ(木幣=コヘイ)を石狩川に捧げます。
*川村カ子トアイヌ記念館
アイヌノ正しい伝承を目的に上川アイヌの川村家第7代川村カ子ト氏が作った資料館
*旭川兵村記念館
北海道を開拓した屯田兵に関する資料を集めて展示しており、往時の苦労が忍ぶことができます。
*男山酒造り資料館
江戸時代から伝わる酒造りの秘伝書、古文書、昔の酒造りなとがあり、左党には見逃せない資料でしょう。
*嵐山自然公園
京都の嵐山になぞられて命名された公園。スゾリス、キタキツネとの出会いもある。
*男山自然公園
市街地が一望できる小高い山にあります。
*見本林
外国種の樹木がどのように育つか観察のために植林された林。川岸に続く林を散策するとムードはヨーロッパ調。
*神居古潭
険しい渓谷美でありながら風光明媚。
食べ物
*旭川ラーメン=あさひかわラーメン村でどうぞ。
*大雪地ビール館=手作業で造られた地ビール4種類があります。
写真提供=旭川市商工部観光室
〔旭川への交通アクセス〕
JR函館線 札幌から特急で1時間20分
〔問合せ〕
旭川市商工部観光室 0166-25-7168
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