写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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平成9年9月27日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
全国で秋祭りが盛んに行われる季節になりました。ここ西条市は西日本で一番高い山である石鎚山が後ろに従えての秋祭り「西条まつり」がだんじり・みこし・太鼓台を揃えて10月14~17日の3日間、盛大に行われます。また、石鎚山まではカメラマンならば、待望の紅葉が始まります。独特の険しい山様を持った石鎚山ならではの景色をかもしだしてくれます。
この「西条まつり」は10月14日から17日まで、石岡神社・伊曽乃神社・飯積神社で催されます。だんじり・みこし・太鼓台が揃い、その数 130余り、夜間には提灯に灯がともります。透かし彫りのだんじりと金糸・銀糸に彩られ、太鼓と鉦にはやされてみこし・太鼓台が舞い踊るこの歴史ある西条市の秋まつりです。全国でも類を見ない規模で日本の祭りのなかでも特異な存在です。伊曽乃神社所蔵の”西条まつり絵巻”は江戸時代の作で、当時の祭の様子が刻明に描写されており、西条藩主がお国自慢として、仙台の伊達候に贈ったものと伝えられています。
氷見・橘の氏子によって行われる石岡神社祭礼は、西条祭りの幕開けで、屋台(だんじり)29台、御輿2台が奉納されています。14日は自由行動で氏子部落をそれぞれ回り祭りを盛り上げていきます。15日は早朝、各々百余りの提灯に飾られた屋台、御輿が神社境内桜の馬場に集まり宮出しを行い、その後統一行動で神輿にお供して御旅所を整然と巡ります。そして、夕刻再び境内桜の馬場で所狭しとばかり一斉に豪壮なかきくらべを演じ宮入りとなります。
西条祭りのメインである伊曽乃神社祭礼は、市内中心部の氏子部落によって行われます。屋台数約80台余り・御輿4台が奉納され、このように多くの屋台数が奉納される神社は、全国にも余り痰譽イ泙擦鵝#15日早朝、百余個の提灯に飾られた屋台・御輿が加茂川橋を渡り、宮出しに集まってくるさまは見物です。16日には、80余りの屋台・御輿が暁天をついて常心(地名)の御旅所に集まり、各々百余の提灯にあかあかと飾られ、勇ましい太鼓・鉦に合わせて練り進む様は誠に壮観、西条まつりの圧巻です。このあと神輿にお供して御殿前・玉津と市内を整然と巡り、夕刻加茂川に勢揃いし神輿を奉送します。別れを惜しむ屋台10数台が神輿の宮入りを阻もうと川の中で競り合うシーンは、西条まつりのクライマックスです。
8台の太鼓台が奉納される飯積神社祭礼は、新居浜市の一部大生院地区と下島山・船屋・飯岡のによって行われます。16日は自由行動、昼2時ごろ玉津橋付近で、伊曽乃神社祭礼巡行中の屋台と地元の太鼓台が出会います。17日早朝の宮出しのあと船屋・室川西原川原・渦井川川原と場所を変えてのかきくらべを行い、夕刻神社前川原に勢揃いし宮入りを迎えます。この時の神輿と太鼓台8台のかきくらべは見事です。金糸銀糸に飾られた重さ約2トンの太鼓台がかき棒を寄せ合い一斉にかきくらべをする様は言葉に言い表せない程の豪華さに満ちたものです。
木製の組立式。家型をしており2階、又は3階の形式です。四方を武者絵、太閤記、平家物語、花鳥などで飾り、透かし彫りの白木と塗りの2種類。それぞれに趣向をこらしています。夜、提灯を百余個つけるとまさに不夜城のよう。高さ約5m、重量約 600~800kg 。
御輿と似た形ですが、木車が無く、10m余りのかき棒4本でかつぎます。太鼓台は天幕があり、下段の飾りは小さく、全て金糸、銀糸で登り龍、下り龍、竜宮、虎などを高縫いし、豪華に飾られています。かきくらべのときは 100~ 150人の人でかつぎます。重量約2トン、高さ5m余り、おはやしは太鼓です。
大型の木車(直径約1.8m)つけ、かき棒2本、綱で引きます。四方を登り龍下り龍など金糸、銀糸の刺しゅうで飾り、、中段は竜宮、陽明門などで、三角面は龍や獅子、高欄幕 も龍や獅子など金糸の高縫いで飾り、豪華絢爛です。
[交通アクセス]JR予讃線 伊予西条駅下車
[問合せ]西条市観光協会(0897)56-5151
石鎚山の紅葉は鳩崎良一様の写真です。ご協力ありがとうございました。
http://user.shikoku.or.jp/hatozaki/
写真協力 西条市観光課
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