写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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平成9年11月8日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
北の国では紅葉も終わり、雪の便りがしきりと聞かれるようになってきましたが、関東での紅葉はこれからが本番です。東京もそろそろ色づきはじめたかな、といった程度で、木によって差が感じられます。そこで、東京都心の紅葉を紹介してみましょう。地方の方も東京に出られるチャンスがあったら、覗いてみて下さい。
ところで、カエデともみじ、どこが違うのか国語辞典(講談社)を引いてみました。カエデは『蛙(カエル)の手がなまって転化しもの、カエデ科の落葉高木の総称』とあります。もみじは『紅葉と書き、秋に、木の葉が赤・黄に変色すること。こうよう。カエデ』とあります。もみじは赤ん坊のかわいい、きれいな手の形容に使う……ともあって、カエデは蛙の手で、もみじが赤ん坊の手になる?、分かったようで、分からない、何ともマカ不思議な解釈ですね。難解な話は別にして、紅葉に誘われて都心の秋の散策はいかがでしょう。
科学技術館、日本武道館も公園内にありますが、かなり大きな公園で、散策をしていると東京のド真ん中にいるとは思えない静けさがあります。九段下から行きますと、昔ながらの田安門があり、武士がここ歩きながら何を考えていたのだろうか、と江戸の往時を想い巡らしながら入門もいいでしょう。人工ながら滝もあって、その周辺の紅葉が一段と映えます。銀杏(イチョウ)並木も立派です。簡単な食事もでき、休憩場所にはこと欠きません。
【交通アクセス】地下鉄東西線「九段下」、「竹橋」
【問い合わせ】北の丸公園 03-3211-7878
その北の丸公園の近辺には靖国神社、千鳥ケ淵があります。靖国神社では11月16日(日曜日)に骨董市が立ち、圧巻のの銀杏並木とともに楽しめます。千鳥ケ淵は春の桜がつとに有名ですが、その桜の木が紅葉します。
【交通アクセス】靖国神社=地下鉄東西線「九段下」、千鳥ケ淵=半蔵門線「半蔵門」
【問い合わせ】靖国神社 03-3261-8326
東京に勤務している人にとってはオアシスとも言われていますが、意外に訪問する機会が少ないのです。入園料大人 200円(中学生以下50円)が惜しいわけではないのですが「いつでも見られる」意識が働くのでしょうか、ついつい入りそびれてしまいます。現在、プラタナス、けやきなどが見ごろに入ってきています。赤く色づく、もみじは11月の末になります。また銀杏が黄色くなるのも同じ時期です。様々な木々がありますので、今、行っても十分に楽しめます。純日本風の和式とフランス式庭園があって、和洋の景色が満喫できます。北の門の整備も終わり、近隣の住人は10分前後の道のりですが、公園外の散策を楽しんでいるのをよく見かけます。
【交通アクセス】JR新宿駅南口から歩いて10~15分、地下鉄丸の内線「新宿御苑」
【問い合わせ】 新宿御苑 03-3350-0151
東京は意外と銀杏並木があちらこちらに点在しています。この神宮外苑もそのひとつです。絵画館に向かっての道は、童謡の絵本に出てく驍謔、な雰囲気が味わえます。新日本街路樹百景にも選ばれ、歴史ある道です。
【交通アクセス】地下鉄銀座線「神宮外苑」
四谷駅から迎賓館までの僅かな距離ですが、バッキンガム宮殿風の建物にユリノキ並木が調和します。バックに赤坂御用地を控えていますので、駅から迎賓館に向かう並木道はエキゾチックなムードがあります。上智大学の土手を歩いていくと、ホテルニューオータニに向かいますが、ここも桜の名所で、春の華やかさとは裏腹に、桜にワビを感じさせられるような「秋の散策」が楽しめます。
【交通アクセス】JR中央線「四谷」、地下鉄丸の内線「四谷」
以上のほかにも上野公園(JR上野駅、地下鉄銀座線「上野」)、六本木まで行ったならちょっとひと駅(地下鉄日比谷線「広尾」)の有栖川宮記念公園も木の橋があったりで是非、見たい所です。また桂離宮(JR浜松町)など海浜の公園は潮の関係できれいさはありませんが、またそれなりに風情があります。東京は意外にも紅葉を楽しめる場所があります。都心ならではのシャッターチャンスにも恵まれるかもしれません。
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