写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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冬季は冬季なりに多くの被写体がありますが、こと自然の花となりますと、片手の指で数えられる程度しかありません。その中で代表的な花といえば水仙でしょう。寒気が厳しい時期に白、黄色の花を見ますと「オッ、頑張って咲いているナ」と、何となくほほえましさを感じさせてくれます。一本、一本は小さな花ですが、群生している花もまた見ごたえがあります。12月から1月下旬(所により2月まで)にかけてが見ごろで、現在は真っ盛りの状態でしょう。
この水仙、日本庭園にも似合い、東洋的なイメージがありますが、原産地はヨロッパ、地中海沿岸で、学名はナーシッサス、ギリシャ神話に出てくる美少年の名前だそうです。ちなみに分類では単子葉植物ヒガンバナ科です。美少年であっても耐寒性が強く、丈夫ですから栽培は比較的容易といわれています。種類によって、春に咲く水仙もあります。
原産地が地中海沿岸というだけあって、日本でも海岸の近くで野生化した水仙が見られます。また、公園などで栽培され、各地で水仙祭りも行われています。その何か所かを紹介してみましょう。
下田市にある須崎半島の景勝地「爪木崎(つめきざき)」には、野水仙の群生地があります。10万平方メートルの海岸隣接地に、300 万本以上の野水仙が咲き誇ります。その水仙が白い灯台とマッチします。近くには温室、花壇がある爪木崎花園、椿園もあって花の撮影には事欠かない場所です。下田温泉では、この野水仙の開花期に合わせ、「水仙まつり」を催しています。
■期 間/12月20日 (土) ~ 1月31日 (土)
■開花期/例年12月上旬~ 2月上旬 (最盛期は 1月上旬頃)
■種 類/チョコ水仙・八重水仙
■第32回「水仙まつり」写真コンクールを平成10年2月10日(当日消印有効)まで募集しています。問合せは下田市観光協会水仙まつり写真コンクール係
〈問合せ〉
下田温泉旅館組合 0558-22-2108
下田市商工観光課 0558-22-2211
下田市観光協会 0558-22-1531
越前水仙とは、福井県の越前海岸に咲く日本水仙の総称で、日本三大群生地のひとつとして知られています。日本一の栽培面積を誇り、他の日本水仙に比べて茎が強く、香りも強い。12月から2月末頃までの開花シーズンに国道 305号線から眺めた斜面は、水仙で埋めつくされ、冬の季節風を受けて咲き競い、越前海岸に優しい香りを放ってくれます。
越廼(こしの)村の「水仙の里公園」、越前町の「水仙ランド」で冬の祭典として「水仙祭り」が定着しているほか河野村でも祭りがあります。
一方、ここには越前町の露天風呂「漁火」、河野村のシーサイド温泉「ゆうばえ」などの温泉もあります。水仙の香りに包まれながらの温泉も楽しそうです。
〈問合せ〉
福井県経済農業協同組合連合会 園芸特産課内 0776-27-8258
越廼観光協会 0776-89-2210
水仙の里公園管理課 0776-89-2381
河野村観光協会 0778-48-2240
越前町観光協会 0778-37-1234
淡路島かよふ千鳥の鳴く声に幾夜ねざめぬ須磨の関守』と昔から詠われ、鳴門のうず潮があり、最近では大型のブラックバスがいるとのことで若い釣り人たちからも注目される淡路島。本州と四国を結ぶ重要な役目も果たしています。その淡路島には二か所の“水仙郷”があります。島の最南端の黒岩水仙郷とほぼ中央部に位置する立川水仙郷です。
黒岩水仙郷は海に望み、約500 万本が咲き乱れています。立川水仙郷ではアーチェリー などが楽しめる公園になっています。
〈問合せ〉
黒岩水仙郷 0799-56-0720,0721
立川水仙郷 0799-27-)2653
長崎県野母崎町は、長崎半島の先端部に位置し、東シナ海、橘湾、天草灘など三方を海に囲まれた町です。この海の風波によって刻まれた奇岩を縫って咲く水仙は見どころでしょう。
1月15日(木)~2月1日(日) のもざき水仙まつりが催されていますが、1月15日には子供も楽しめるショーや水仙プレゼントなどのあり、冬の一日を家族で過ごせます。
〈問合せ〉
野母崎町観光課 095-893-1111
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