写真何でも情報 EXPRESSコラム・ギャラリー
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平成10年7月25日
ちょっとした撮影のコツや本格的な撮影方法、最新の写真・カメラ用語解説など写真とカメラに関する最新の話題を毎週さまざまな角度から取り上げていく「写真何でも情報 EXPRESS」。これを読んでスキルアップ!
今年は季節の進み具合が全般的に早かったはずですが、梅雨前線は例年よりもむしろ長い間、居座っているようです。7月に入ってスカッと晴れたのは西日本ばかりで、名古屋以東は何かグズグスした天候が続いています。また、北海道は梅雨がないと言われているものの、何となくグズった天候が多いような気もします。とはいえ、そこは北海道のこと、それなりに気持ちが良い日はあります。
そんな北海道は今の時期、寒くて長い冬のウサを晴らすように各地でお祭が目白押しです。花火大会も盛んに行われており、本州以南とは異なって、澄んだ夏の夜空に咲く花も美しさがひとしおです。北海道の玄関口である函館では、7月31日の前夜祭から始まって8月5日まで、函館港まつりで賑わいます。
歴史を忍ばせる箱館開港パレード、5,000発の花火大会、港おどりやユーモラスな「いか踊り」は30,000人ものパレードになります。しかもこのパレード、コースに分けて2日間も行われます。
函館は街を歩いていると独特のムードを感じます。ヨーロッパ調の庭園があったり、教会、寺院、ロシアやイギリス領事館が点在して和洋が入り交じって、国際貿易港として栄えた名残りを教えてくれます。また、函館で忘れてならないのが徳川幕府が北辺防備のために築造し、日本最後の内戦、箱館戦争の舞台ともなった五稜郭跡でしょう。星型であることから五稜郭と呼ばれ、函館の市民の憩いの場になっています。その五稜郭の入口にあるタワーからは市街地が一望でき、眼下にはもちろん洋式城郭の星型が望めます。歴史を知りたい人には函館博物館五稜郭分館があります。さらに標高334mの函館山は昼夜ともに素晴らしい景色を提供してくれます。気軽にロープウエー、市営バス、徒歩(1時間ほど)で登ることができます。
また函館は、歴史を残す十数本の坂があって、いち早く西洋文化を取り入れた洋館がたたずむ異国情緒漂う街でもあり、石畳の坂道が海まで続いている町並みなど被写体としてこと欠きません。この時期は観光真っ盛りでいつもとは違った被写体に会えるとのことで、思わぬスナップ写真に恵まれることもあるそうです。
ところで花火の撮影場所は多くありますが、やはり混雑は避けられません。特に異国情緒の漂う坂道や函館山の頂上などは、人が邪魔になって撮りにくくなります。駅からの海岸沿いや駅裏のともえ橋の上(交通規制で車は通りません)も良いのですが、前もって、むしろを敷くなどして場所取りが必要なほどです。
こうした混雑を外した好ポイントはカメラのキタムラ函館/美原店からの情報によりますと、高台にある弥生団地、ともえ団地などが狙い目だとのことです。また、街の夜景を入れての花火は前もっての場所探しは必要ですが、函館山の登山道にもいくつかのポイントがあるとのことです。車道は危険を伴いますので、避けた方が無難でしょう。
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函館国際観光協会 0138-27-3535
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