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【今回使用したカメラ】 COOLPIX2500 (
Nikon
)
9月に入り、ようやくさわやかな風と青空がウレシイ季節になりました。そして、巷ではそろそろ運動会が催される時期でもあります。今年からデジタルカメラで撮影するぞ!と意気込むお父さん、デジタルカメラのズーム機能を理解して、わが子の勇姿を格好よく切り撮ってみませんか?
「画像の解像度」とは、撮影する画像サイズのこと。通常、タテのピクセル数×ヨコのピクセル数で「1600×1200ピクセル」というように表示します。
デジタルカメラにうたわれている画像の解像度は、
そのカメラで撮影できる最高のサイズであり、目的に応じて、それ以下の解像度に設定することもできます。
■解像度の設定方法
撮影する画像の解像度は「画像サイズ」とか「画素数」とも言われます。カメラの機種によって、その名称やメニュータイトルが異なりますが、一般的には「セットアップモード」で撮影前に解像度を設定します。
200万画素のデジタルカメラの場合、最高の解像度は1600×1200ピクセルで、それ以下1280×960、1024×768、640×480と選択することができます。
運動会など思い出に撮る写真は、美しくプリントできるよう、最高の解像度に設定して撮るように心がけましょう。
さて、運動会のように、離れた場所から被写体を求めて撮影する場合、ズーム機能は必須です。ズーム機能のない単焦点カメラでは、離れた場所から人物を捉えても豆粒のように写ってしまい、どれがわが子だかわからないというのもよくある話。
子供たちのすぐ近くまで近づいて撮影できない場面ではとくに、めいっぱいズームアップして撮りたいものです。
ただし、ズームアップするとブレやすくなるため、カメラを両手でしっかりとホールドして手ブレには十分気をつけましょう。
■ズーム倍率の高いカメラほど遠くのものがキレイに
そのとき、ズーム倍率の高いデジタルカメラがオススメ。2倍よりは3倍、3倍よりも7倍と、ズーム倍率が高くなればなるほど、遠くの被写体を大きく写すことができるので、迫力ある写真撮影が期待できるのです。
●ズームなし
●光学3倍ズーム
●光学7倍ズーム
ところで、デジタルズームという言葉をご存知ですか?そして、先ほどの「光学ズーム」との違いとは?
まず、光学ズームは、画像の品質を維持したままレンズの位置を前後させて被写体を大きく捉えるため、ズーム倍率にかかわらず美しく撮影できます。
一方、デジタルズームは画面の一部を拡大表示してクローズアップしているため、画質は粗くなってしまいます。
■光学ズーム
ズームアップしても画質はキレイです。いくら倍率を上げてもそれはほとんど変わりません。
■デジタルズーム
ズームアップすると、画面の一部を切り出して拡大するため、画質は粗くなります。
とはいえ、光学ズームとデジタルズームを併用すると、最大ズームとなり、ねらった被写体をより大きく写すことができます。
たとえば、たくさんの子供たちに混じってわが子をレンズで捉えたとします。どんなに光学ズームでズームアップしてもまだ迫力に欠ける場合、デジタルズーム機能を使い、ファインダー(モニタ)を通して直感的にわが子だけを切り撮ることができます。
デジタルズームに切り替わると、画質が粗くなるのは否めませんが、より迫力ある写真を望むなら、それもひとつの方法です。そのときは、少しでもキレイにプリントできるよう、最高の解像度で撮っておくと良いでしょう。
■デジタルズームを使うには
一部のデジタルカメラには、ズーム対応となっていてもデジタルズーム機能しか備わっていないカメラもありますが、ズーム機能を搭載したデジタルカメラは、光学ズームに加えてデジタルズームが搭載されています。
通常、光学ズームで最大にズームアップし、そのままズームボタンを押し続けるとデジタルズームに切り替わるようになっています。
●ズームなし
●光学ズーム
※右図のように、光学ズームからデジタルズームに切り替わるときは、必ずモニタ上で表示がかわります(この場合は、ズームバーの色が白から黄色に変化)。
●光学+デジタルズーム
●ズームなし
●光学ズーム3倍
●光学ズーム3倍+デジタルズーム4倍
たとえ、ズーム倍率が光学3倍しかないコンパクトタイプのデジタルカメラでも、デジタルズームと併用すれば、こ〜んなに大きく子供の表情を捉えることができます。もちろんこの作例のように、光学ズームの最大倍率だけでも十分な場合もありますが、競技中の真剣な表情や、遊技をしているときのかわいらしい表情を大きく撮って残すのも、良い思いでづくりになりますよ。
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