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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

工作を撮るVol.051 2012年2月17日更新

2月に入ったと思ったらあっというまにバレンタインが終わり、次はひな祭りです。
あぁ、早くお雛様を出さなければ。去年は出すのが遅くて、ひな祭り直前になってしまいました。
さらにひな祭りが終わったらすぐに片付けないと「娘がお嫁に行くのが遅くなる」といわれていますが、
(まあ、今の時代なら遅くなってもどうってことないし)と自分に言い訳をしながら
しばらく出しっぱなしになっていたという有様でした。 今回は子供が工作で作ったお雛様を撮ってみました。
子供の工作はできればずっととっておいてあげたいけど全部置いておくわけにもいきません。
かといって捨ててしまうのはさびしいし、ちょっと困る…というのが本音です。
せめて処分する前に写真に撮ってはどうでしょう。今回は子供に作品を持たせて撮ってみました。

(1)手に持って撮る

(1)手に持って撮る

とりあえず手に持って撮る

工作だけをテーブルに置いて撮るのも一つの方法ですが、今回は子供に持たせて撮ってみました。まずは、「これ持ってこっちに見せて」と言ってとりあえず撮ってみます。このとき意外と見逃してしまうのが背景です。特にストロボを使って撮る時は注意が必要なのですが、ゴチャゴチャしている部分があるととても目立ってしまい、なんだかものすごく散らかっているように見えます。とりあえず壁やカーテンなどを背景にすると無難です[作例(1)]。


(2)工作を前に出せば大きく写る

(2)工作を前に出せば大きく写る

工作を大きく撮るには前に出してもらう

工作をもっと大きく見せたい、と思う場合はその工作を前に出すようにして撮るとその分カメラから近くなりますから大きく撮る事ができます[作例(2)]。このときはピントを作品に合わせましょう。工作の写真を残すための撮影なので、ここは子供がボケてしまったとしてもとりあえず工作重視です。作品自体が小さいものの場合はこの方がいいと思います。


(3)おひな様を背景に入れる

(3)おひな様を背景に入れる

背景にお雛様を入れる

今回の工作はお雛様なので背景にお雛様を入れて撮ることにしました。そのままお雛様の前に移動して背景にお雛様が入るように撮ります[作例(3)]。このときの注意点は子供のポジションです。お雛様のすぐ前ではなく1メートルくらい手前に座らせて標準ズームの広角側で撮りました。お雛様のすぐ前に座らせて撮るとお雛様の段かざり全部を背景に入れることができません。また、子供の右側に空間を作ってそこにお雛様が入るようにフレーミングしました。子供がお雛様のど真ん中にカブらないようにするためです。


(4)縦位置にしてもう1カット

(4)縦位置にしてもう1カット

縦位置でもう一枚

つぎに縦位置にして全身が入るように撮ってみました[作例(4)]。作品は小さくなってしまいますがアルバムにレイアウトするときにちょっと大きめに使うにはこれくらいのカットがいいと思います。このときも子供の横に空間を空けてそこにお雛様が入るようにフレーミングします。必ずしも子供が真ん中に写っている必要はありません。背景と主役がバランスよく写るようにいろいろ工夫して撮ってみましょう。


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