ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
先週に引き続きステレオ写真です。
今週はステレオ写真を立体的に見るためのビューアを作って立体画像を見てみましょう。
材料はなるべく誰でも手に入れることの出来るものでやってみました。
ビューアで写真が立体的に見えたときはちょっとした感動ものです。
小学生の息子に見せたところ「本当だ!恐竜が飛び出してるー!」とびっくりしていました。
まずは写真を切り離して厚紙(画用紙やハガキなど)に6センチ(日本人の平均的な両目の間隔だそうです)の距離で貼ります。このとき右目用の画像と左目用の画像を取り違えないように注意してください。
これは同じものを2枚作ってください。虫眼鏡を並べて固定するための物なので虫眼鏡の大きさと同じくらいの穴がよいでしょう。このときも6センチの距離で穴を開けます。私は1枚にフリーハンドで下書きしてダンボールを2枚重ねてカッターでグイグイ切ってしまいました。
一枚のダンボールに虫眼鏡をセットします。ちゃんと虫眼鏡の大きさに穴が開いているかどうか確認してください。
虫眼鏡がずれないようにガムテープで固定します。今回は近所の100均で「虫眼鏡はないのですが拡大鏡ならあります」と言われて買った拡大鏡なのでちょっと重いということもありしっかり貼り付けました。
正直このカバーがなくても機能的には問題ないのですが、夏休み終わりまでの期間と学校まで持っていくことを考えると、ちゃんとカバーをしてガムテープで固定したほうが耐久性がぐっと高くなり安心です。これで工作は完成です。
これでステレオ写真を立体的に見ることが出来ます。見るときのコツはまず写真を遠くに離して見てみます。そこからゆっくり近くに持ってきて画像が3つ見えるところを探します。3つ見えたら中央の画像にピントが合うところまで写真を近づけて見てください。そうすれば立体画像を楽しむことが出来ます。
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用意するもの
① 撮影した右目用と左目用の画像のプリント
(小さくプリントします、今回は2.5×4.5cmのサイズにプリントしました。A4に20カット入るインデックスプリントのサイズです。)
② ハサミ
③ カッターナイフ
④ ダンボールのきれっぱし
⑤ ものさし
⑥ 虫眼鏡2個
⑦ ガムテープ
虫眼鏡は100均で売っているおもちゃみたいなもので十分ですが、必ず同じものを2個用意してください。画像のプリントは大きすぎると具合が悪い(画像の中心点同士が6センチになるように並べる)ので大きくてもせいぜい幅5センチ程度にしておいてください。