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ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー

パートカラー機能を使うVol.084 2012年10月5日更新

今回はカメラに内蔵された「写真の加工」機能を使っていつもと違ったイメージを作ってみましょう。
写真の加工といえば撮った写真をPCに取り込んでレタッチソフトを使って いろいろいじっていくのが
王道なのですが、ここはカメラに内蔵された加工機能を使って気軽にやってみたいと思います。
「なんとかエフェクト」とか「ほにゃららフィルター効果」とかメーカーによって名称がちがうのですが
最近のコンデジにはなんらかの写真加工機能が搭載されています。
私が持っているソニーのサイバーショットDSC-TX20にもいくつかの加工機能があるので
今回はこのカメラのパートカラーというエフェクト機能を使ってみます。
とはいえ私は写真加工のプロでは決してないので、
この機能を使って実験的に遊んでみたレポートを紹介します。ロケ場所は近所のショッピングモールです。
皆様のこれからの写真ライフの参考に見てみてください。

作例(1)パートカラー赤

作例(1)パートカラー赤

作例(2)パートカラー緑

作例(2)パートカラー緑

エフェクト機能には撮影後に加工するものと撮影前に設定するものがある

このカメラの場合まず最初に撮影モードの中からピクチャーエフェクトを選択します。あら、撮影前に設定するの。普段使っているニコン(一眼レフですが)のカメラだと撮影した後の再生時に写真を選んで加工するようになっていた気がしたんだけど(確認してみたところ機能によって撮影前に設定する効果と撮影後に加工する機能が両方存在していました)。撮影前に設定するという事は一発勝負になります。撮った後でモニターで見たら「あ~この絵柄にこのエフェクトは合わなかった」と言うこともありえるわけです。ともかくピクチャーエフェクトを選択し、いくつかあるエフェクトの中からパートカラーを選びます。色は赤、青、黄、緑の4色を選ぶことが出来るのでとりあえず赤で一枚、緑で一枚、目の前にあるデザートの写真を撮ってみました[作例(1)(2)]。

作例(3)普通のPモード

作例(3)普通のPモード

パートカラーは料理にはあんまりむいてない…らしい

作例(1)(2)で撮ったデザートを普通に撮ったのが作例(3)です。正直に言ってこれは普通に撮ったほうがいい感じでした。作例(1)の赤ではストロベリーソースの赤が気持ち悪いかんじになってしまうし、緑の作例(2)ではなにか寂しい感じがぬぐえません。やっぱり料理にこの機能は難しいようでした。もともと料理写真はモノクロで撮るよりもカラーで撮ったほうが断然おいしそうに撮れる、というジャンルなのでパートカラー向きの被写体ではなかったようです。そこでレストランを出てショップのほうに向かいました。


作例(4)パートカラー赤

作例(4)パートカラー赤

作例(5)普通のPモード

作例(5)普通のPモード

アクセントになる色をさがす

まずはアクセントになる色を探します。ショップの入り口にあったディスプレイにちょうどよいものが見つかりました。赤いマフラーをアクセントにして撮ってみたのが作例(4)です。同じフレーミングでPモードで撮ったのが作例(5)です。
この写真はパートカラーにして正解でした。パートカラーで撮った写真のほうがずっと存在感のある仕上がりになっています。服の柄や袖の折り返しにも赤っぽい色があるのですが幸いこっちの赤は拾わなかったようです。この後もいろいろ試してみたのですが、この機能でカッコよく撮るには
【1】アクセント色のものが、ある程度大きく写るようにフレーミングすること。
【2】アクセント色のものがあちこちに散らばり過ぎないようにフレーミングすること。
【3】料理は避けたほうが無難。
ということがポイントになるようです。料理はイマイチでしたが飲み物ならばいけるのではないか。今度ぜひ試してみたい、と思っています。


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