ママカメラマン山ちゃんの写真教室コラム・ギャラリー
子ども達にとってはクリスマスやお正月など楽しいイベントいっぱいの冬休みです。
私の住む地域では子どもが雪遊びを楽しめるほどの降雪はめったにないのですが、
どうしても雪で遊ばせたくて、冬休みには人工降雪機を使ったソリ遊びゲレンデまで
一日がかりで出かけたものでした。ここなら絶対アルバムのメイン写真ゲットはかたい!
という期待も高く、一眼レフを持って行くのが私の習慣でした。
今回はソリ遊びのスナップのコツを紹介します。
ファインダーで動くものを追うには慣れが必要です。ファインダーで追うことにイマイチ自信がない、と言う場合は正面から撮るとフレーム内で追いやすいでしょう。正面から撮ると横の動きが少ないのでファインダーからはみ出る危険が低いためです。ただしゲレンデを滑ってくる子供の正面にいるわけですから、ぶつからないように気をつけましょう。子ども達の安全の為にもゴール地点より下がった位置から撮るようにしましょう。
作例(2)は緩い斜面のコースの正面から撮った写真です。子供の顔も正面から撮る事ができます。
作例(3)はコース横から撮った作例です。こちらは角度も長さもある大きなコースでした。スタート直後の斜面は角度が大きくて一番加速が付くポイントです。そこからゴールに向かって角度が緩くなるようになっていました(安全面を考えれば当然のコース作りです)。
子供の笑顔を撮るには、この加速が一番大きいポイントを狙いましょう。スピードがのる瞬間は子供のワクワク度も絶好調です。長いコースなのでゴール下の正面からではおいしいポイントが小さくしか撮れないため、コース脇から撮りました。おいしいポイントの少し下から望遠レンズでシャッターチャンスを狙いましょう。
子供の写真を撮っていると一人で撮るより、家族やお友達と一緒に撮ったほうが楽しそう、ということに気付きます。家族やお友達が一緒のときならタンデムで滑っているところを撮ってみましょう。
「次はパパと一緒に乗ってみて」など声をかけて二人乗りのスナップを撮ってみると、予想以上にいい表情をしてくれます[作例(4)]。
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一眼レフと望遠ズームがお勧め
ソリはけっこうスピードが出ます。動きの速い被写体を追うには、やっぱりレスポンスがよく、動く被写体を追いやすい光学ファインダーを持つ一眼レフがお勧めです。それと200ミリくらいはカバーできるズームレンズを用意していきましょう。そりで滑っているところをブレないように撮るにはだいたい1/500秒以上のシャッター速度で撮れば安心です。「流し撮りをしたい」とか「動く被写体でもきっちり追える自信がある」場合は別ですが。
作例(1)のシャッター速度は1/90秒です。もちろん「きっちり追える」人ならこの速度でもきれいに流し撮りをすることができると思いますが、そうでない場合はなるべく高速シャッターを使いましょう。ISO感度を高め(800以上とか)に設定して、スポーツモードで撮るかSモードにしてシャッター速度を1/500秒以上に設定するといいでしょう。